
トレーシングペーパーに尊顔を写す
「お寺で消しゴムはんこ」ワークショップ北陸ツアーが6月30日(日)午前9時30分〜12時、本堂にて開催されました。申し込みされた34人の参加者の顔ぶれをみて驚いたのは、20代〜30代の若い女性が多く、「どうやってこのワークショップを知りましたか?」と聞くと、「インターネットで」とか「情報誌をみて」などがほとんど。寺報の『可問』やチラシではなく、インターネット、マスメディアのはたらき、というものをまざまざと感じさせられました。ですから参加者のほとんどは、善興寺に初めて足を運んだ方々でした。
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帰真慶讃法要
三善為康(みよしためやす)という方をご存知ですか。算博士、三善為長の後継者としてだけでなく、『朝野群載』『拾遺往生伝』や『叡山根本大師伝』の著者として活躍した多方面にわたる優れた学者でした。彼の出身地は、越中国射水郡、現在の高岡、射水地方でした。元は射水郡を治めていた郡司クラスの豪族、射水氏の出で、18歳で上京し、その類い稀な才能をみこんだ三善為長は、実子、雅仲がいたが、彼を養子にむかえ、姓を「射水」から「三善」に変えさせた。三善家は美濃、越前、越後、備前、播磨の国を治める介(中央から派遣される官吏)であった。
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高岡会館礼拝堂にて
6月11日、東日本大震災、福島第一原発事故によって被災、避難を余儀なくされていらっしゃる相馬組(そうまそ)の本願寺派の僧侶、門信徒のみなさんが、はるばる高岡教区にお越しになられました。真宗移民200年記念の団体参拝旅行として初代のご先祖が出られた土地を訪れ、お米等の支援に対するお礼参りがしたい、との趣旨で企画された旅行です。
高岡教区はこのご先祖からのご縁で、支援活動を続けてきていますが、こちらから赴くことと向こうからいらっしゃることで、古くて新しい交流の輪が始まったように思います。みなさん、避難中のなか、さまざまな苦悩を抱えながらの訪問です。富山に来られていろいろな憶いを巡らされたことでしょう。
午前中には、富山別院と西本願寺高岡会館に参拝され、 Continue reading '東北教区相馬組のみなさん来県'»
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調和のとれた空間に変身した中庭
去年、とあるご縁でいただいた庭石を見て、リタイヤ後に学んだ園芸高校の仲間のみなさんといっしょに中庭(本堂と庫裏の間)に組もうと考えて下さった総代さんの想いが実現しました。みなさん退職後の新たな学びとして高校生になり、その学びをお寺のために活かして下さったのです。ありがたいことです。 Continue reading '中庭の作庭'»

今月のお斎 ごちそうさまでした。
今年度初の二十八日講が開催されました。明治6年(1973)のご消息をもつこのお講は、尼講として現在まで多くの参拝者に支えられて続いてきました。五月は親鸞聖人の降誕会として勤まります。浄土から末法濁世に衆生救済のために生まれてこられたから「降誕」ということや、わたしたちひとりひとりの誕生はどこから生まれてきたかは分からないが、浄土に生まれて明らかとなり、浄土に生まれていくという目的を聞かせていただいています。浄土は、生まれておしまいという楽園・楽土ではなく、 Continue reading '5月の二十八日講'»