安心の夏を求めて
福島市のご家族のことを取材した北陸中日新聞の記事が掲載されました。
記事はここ
昨年、福島市から夏休みの間、放射能の影響を避けてホームステイにやってきたご家族が、今年も善興寺にいらっしゃいました。去年は初対面ということもあって、お互いにいろいろと気を使ったりしたこともありましたが、今年はお互いに気楽に、特にお子さんたちがとっても楽しみにやってきて初日から大はしゃぎ。娘の慧子にとっても、同じ年の女の子がいるので兄弟が一気に3人も増えたようなうれしさがあります。
何よりもうれしいのは、小学生のお姉ちゃんの来訪を楽しみにしていた地元中田の同級生の女の子たちが、 Continue reading '今年も福島市からホームステイ'»
昨日、8月10日は、前坊守の満中陰でした。お盆の近くということで、家族だけで法要を勤めました。あの悲しい別離から早、49日がたちました。前住職は毎日出歩かず、淡々と悲しみを味わって過ごした日々でした。住職は、喉の病気のため、現在も治療中。9月から戻ってくる予定です。行事も例年通り行い、福島市からご家族がホームステイに見えられ、いろいろなことを経験した期間でありました。中陰壇には、前坊守の好きだった秋桜と、前坊守が得意で若坊守と慧子が習って作った梅干しが供えられ、在りし日を偲びました。いろいろな方からお供えやお心づくしをいただき、感謝申し上げます。
さて、福島市からのご家族は、 Continue reading '満中陰とお別れ'»
今日は、福島市の現状を参拝のみなさんに少しでも知ってもらおう!と、インターネットの投稿サイトから俳優の山本太郎さんが出演された番組「山本太郎が見た福島の現実」をスクリーンに映してみて、福島市からホームステイに来ておられるお母さんに話していただきました。なかなか報道されない事実にみなさん驚いておられたことと、小さい子どもをもつ親の世代が、かなり真剣にこの問題に取り組んでいるということが伝わったと思います。震災後これまで抱えてこられたいろいろな思いが涙として溢れ、なぜ今善興寺におられるのか、その原因を改めて考えさせられました。福島の方々がアイデンティティを保ちながら疎開する「サテライト疎開」が実現できるように何かお手伝いが出来ればと思います。 Continue reading '8月の二十八日講'»