Posts tagged: 原発事故

東北教区相馬組のみなさん来県

By , 2013年6月12日 9:14 pm
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高岡会館礼拝堂にて

6月11日、東日本大震災、福島第一原発事故によって被災、避難を余儀なくされていらっしゃる相馬組(そうまそ)の本願寺派の僧侶、門信徒のみなさんが、はるばる高岡教区にお越しになられました。真宗移民200年記念の団体参拝旅行として初代のご先祖が出られた土地を訪れ、お米等の支援に対するお礼参りがしたい、との趣旨で企画された旅行です。

高岡教区はこのご先祖からのご縁で、支援活動を続けてきていますが、こちらから赴くことと向こうからいらっしゃることで、古くて新しい交流の輪が始まったように思います。みなさん、避難中のなか、さまざまな苦悩を抱えながらの訪問です。富山に来られていろいろな憶いを巡らされたことでしょう。

午前中には、富山別院と西本願寺高岡会館に参拝され、 Continue reading '東北教区相馬組のみなさん来県'»

再び福島・宮城へ

By , 2012年8月2日 9:43 pm

松川第2仮設住宅内の集会所

松川第2仮設住宅の管理人さんのお話

高岡教区の災害救援活動専門委員会(若院は副委員長)で企画した、「東日本大震災高岡教区役職者現地研修」に参加し、再び福島と宮城を訪れました。初日は福島県飯舘村の皆さんが避難しておられ、高岡教区から何度も支援に訪れている松川第2仮設住宅を訪問し、管理人の方から村の現状や仮設住宅での生活についてお話を伺いました。村には戻りたいが戻れない現実と仮設住宅に帰らなければという居場所がどっち付かずの状況の中での複雑な心境を吐露されました。農業と酪農、その他などの複合型の農業を行っていた生活から、 Continue reading '再び福島・宮城へ'»

今年も福島市からホームステイ

By , 2012年7月24日 3:44 pm

すすんで玄関掃除のお手伝い

昨年、福島市から夏休みの間、放射能の影響を避けてホームステイにやってきたご家族が、今年も善興寺にいらっしゃいました。去年は初対面ということもあって、お互いにいろいろと気を使ったりしたこともありましたが、今年はお互いに気楽に、特にお子さんたちがとっても楽しみにやってきて初日から大はしゃぎ。娘の慧子にとっても、同じ年の女の子がいるので兄弟が一気に3人も増えたようなうれしさがあります。

何よりもうれしいのは、小学生のお姉ちゃんの来訪を楽しみにしていた地元中田の同級生の女の子たちが、 Continue reading '今年も福島市からホームステイ'»

シンポジウム「福島」から日本が見える

By , 2011年10月10日 9:28 pm

800人の参加者の会場

さわやかな秋晴れの10/9、富山国際会議場にてシンポジウム「福島」から日本が見える〜原発事故が教えるもの〜が開催されました。実行委員会の方からいただいたポスターやチラシをお寺で掲示していました。ご縁が整って出席することができました。パネラーは元京都大学原子炉実験所助教授の海老澤徹さん、で「安全な原発はあるのか」というテーマの講演、そして作家の広瀬隆さんが、「福島原発事故の真相、広がる放射能汚染の恐怖」と題してお話されました。予想以上に深刻な状態の現在進行形の原発事故の内容に大きなため息がもれ、いのちを脅かす放射性物質の体内被ばくの危険を学び直させていただきました。改めてこの問題を考えていかなければならないという気持ちを持たせていただきましたし、多くの若い参加者、とくにお子さんのいらっしゃるお母さんたちが真剣なまなざしで聞き入って質問していました。食品流通のなかで行われている産地偽装の問題や、事故後、日本の食品中の放射性物質の規制値が海外の規制値をはるかに上回る値であることの危険性等、さまざまな資料を見せていただいて理解を深めました。

講演終了後、個人的に広瀬さんに全国の地方自治体が放射能汚染の瓦礫を受け入れている問題について質問したところ、一番やっては行けないことのひとつで、どうやってやめさせるか、裁判を起しているというお返事でした。とにかく、5年を待たずして多くの人々に健康被害が生じることはもう予測できているし、事実がどう隠蔽されていくかを見続けなければならないでしょう。

必見!

By , 2011年5月24日 7:57 am

昨日の午後に、参議院の行政監視委員会という会議が開かれました。テーマは、行政監視、行政評価及び行政に対する苦情に関する調査 (原発事故と行政監視システムの在り方に関する件)で、これまで原発事故に関して専門家として「本当のこと」を言い続けてこられた、 京都大学の原子炉実験所助教 小出裕章氏、原子炉の設計の立場から芝浦工業大学非常勤講師の後藤政志氏、地震学の立場から原発の危険性を指摘してこられた神戸大学名誉教授、石橋克彦氏、事故後の代替エネルギー政策に関する提言としてソフトバンク株式会社代表取締役社長 孫正義氏の4名が参考人として出席され、インターネット上に公開されました。これまでヤジが飛び交う非建設的な議論とは全く違う、ひとの命を考えようとする非常に大切な会議です。なぜこのような大切な議論がテレビ上で放映されず、不安が募るような情報しか知ることができないのか、本当に憤りを感じます。是非この映像をご覧になり、多くの方に伝えていただき、いのちを守るための行動を考えましょう。

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