松川第2仮設住宅内の集会所
松川第2仮設住宅の管理人さんのお話
高岡教区の災害救援活動専門委員会(若院は副委員長)で企画した、「東日本大震災高岡教区役職者現地研修」に参加し、再び福島と宮城を訪れました。初日は福島県飯舘村の皆さんが避難しておられ、高岡教区から何度も支援に訪れている松川第2仮設住宅を訪問し、管理人の方から村の現状や仮設住宅での生活についてお話を伺いました。村には戻りたいが戻れない現実と仮設住宅に帰らなければという居場所がどっち付かずの状況の中での複雑な心境を吐露されました。農業と酪農、その他などの複合型の農業を行っていた生活から、 Continue reading '再び福島・宮城へ'»
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南相馬市の勝縁寺さん
9月14日〜16日、坊守が教区内の坊守お二人と宮城、福島の被災地へボランティアに行ってきました。仙台空港からレンタカーを借り、名取市の明観寺さんへ。地震による大きな被害があり、現在修復工事中でした。その後、仙台別院でボランティアセンターの活動状況について視察。15日は、元教諭の坊守さんのご縁で石巻市の雄勝中学校と津波により、ほとんどの児童、教職員が亡くなられた大川小学校跡を訪れてきました。その後、南相馬市の鹿島区にある勝縁寺さんを訪問。このお寺は、天明の大飢饉により、高岡市下麻生の最円寺さんの7代前の住職の弟さんが、門徒さんたちを連れて相馬藩に入植したときに建立したお寺で、約200年の歴史があります。地震による被害と福島第一原発から30キロという距離に位置するため、門徒さんたちがバラバラになっている現実があります。相馬組には、10ヶ寺の本願寺派の寺院がありますが、そのうちの7ヶ寺が原発事故の影響で避難されています。すべての寺院が砺波地方を中心とする北陸からの真宗門徒によって支えられてきたという歴史があり、みなさん初代が北陸出身であることを聞いております。事故が収束しない中、長期的な支援が必要です。ご住職は、お米が必要だと仰っていたようです。
16日は、名取市の美田園第2仮設住宅に傾聴ボランティアに伺いました。コミュニティ広場で男性の参加がなかったようですが、女性が非常に明るく元気にお話ししておられたようです。必要とされる支援活動は多岐にわたり、被災された方々の声からできることをさせていただきたいと思います。
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各地からのボランティアとの語らい
気仙沼市から南三陸町へ向かう海岸線の国道45号線は、行けども行けども津波の被害が続くところでした。崩落した橋や破壊された堤防、道路の端が崩れている箇所も多く、夜は走れないと思いました。テレビの映像などで見たことのある建物や景色が目の前に広がっています。その上、言葉では表現できない空気や匂いがそこにはありました。そのまえではいかに人間が小さいものか実感させられます。と同時に多くの重機や支援車両が活躍している姿に復興への息づかいも感じました。自宅跡周辺で何かを探しておられる人が見えるだけで人の生活は見えません。これまで目にしたことのない現実にどう受け止めていいのか分からないというのが正直なところでした。
三陸自動車道経由で仙台別院に戻ってきましたが、長時間の渋滞に巻き込まれ、 Continue reading '続・災害ボランティア'»
仙台市の中心地に位置する仙台別院
26日夜から29日夜の間、宮城県と岩城県の被災地へ災害ボランティアに行ってきました。高岡教区の若はんたち3名といっしょにのべ1700キロを走って。そのなかで被災地の現実を見聞きし、ボランティア活動を通して多くのことを学びました。27日は、朝から多賀城市ボランティアセンターへ高岡教区五位組のメンバー5名といっしょに赴き、私たちのチームは地元の女性ボランティア2名と合同チームで市内のとんかつ屋さんへ。私たちは駐車場に集められたがれきと土砂のかき出しを彼女たちは店内の清掃。お店の方から当時の大津波の体験談等をお聞きしました。 Continue reading '災害ボランティア'»