Posts tagged: 福島市

8月の二十八日講

By , 2014年8月30日 12:12 pm

朝晩過ごしやすくなりました。が、今年の夏は本当に不安定なお天気ですね。7月20日未明には、中田地区を含む庄川東部地域が集中豪雨に見舞われ、善興寺も庫裏全面が床下浸水をする被害を受け、風通しの悪い玄関、台所部分にカビが生える、電気機器が故障するなど、事後の対応に結構苦労しました。全国的にも広島市の土砂災害のように甚大な被害を知るにつれ、人間の営みの因縁を考えさせられることが増えます。

今月の二十八日講は、「いのちのおにぎり」と題して今年2月に豪雪に見舞われた福島市で起きた心温まるお話をご紹介させていただきました。福島市を通る国道4号線を走る車が豪雪によって身動きできなくなりました。それを見た4号線沿いにある福島市松川町の仮設住宅に入居されていたみなさんが、 Continue reading '8月の二十八日講'»

これまでのまとめ

By , 2012年8月14日 11:06 pm

行事が目白押しでしたので、備忘録的に記したいと思います。

午前6時半、話を聞いて帰られるみなさん

8月1日〜3日、「第57回早起き法話会」。京都、福井、大阪のご講師が早朝からお取り次ぎ下さいました。

8月2日、第2回「未来の住職塾」金沢で開催。自分のお寺の良い所を受講生一同と考えました。

8月6日、広島原爆記念日の夜、西本願寺高岡会館で開催された「全戦没者を悼み平和を願う集い2012」にスタッフとして参拝。ドキュメンタリー映像監督の鎌仲ひとみさんのお話をきく。原発事故の伝えられない情報や事実を聞く。テーマは「自分たちで作る いのち優先社会」男はダメとのメッセージをいただく。詳細は高岡教区の教区報8月号をご覧下さい。若院も寄稿しています。 Continue reading 'これまでのまとめ'»

今年も福島市からホームステイ

By , 2012年7月24日 3:44 pm

すすんで玄関掃除のお手伝い

昨年、福島市から夏休みの間、放射能の影響を避けてホームステイにやってきたご家族が、今年も善興寺にいらっしゃいました。去年は初対面ということもあって、お互いにいろいろと気を使ったりしたこともありましたが、今年はお互いに気楽に、特にお子さんたちがとっても楽しみにやってきて初日から大はしゃぎ。娘の慧子にとっても、同じ年の女の子がいるので兄弟が一気に3人も増えたようなうれしさがあります。

何よりもうれしいのは、小学生のお姉ちゃんの来訪を楽しみにしていた地元中田の同級生の女の子たちが、 Continue reading '今年も福島市からホームステイ'»

満中陰とお別れ

By , 2011年8月11日 1:16 pm

中陰壇のコスモスや梅干し

昨日、8月10日は、前坊守の満中陰でした。お盆の近くということで、家族だけで法要を勤めました。あの悲しい別離から早、49日がたちました。前住職は毎日出歩かず、淡々と悲しみを味わって過ごした日々でした。住職は、喉の病気のため、現在も治療中。9月から戻ってくる予定です。行事も例年通り行い、福島市からご家族がホームステイに見えられ、いろいろなことを経験した期間でありました。中陰壇には、前坊守の好きだった秋桜と、前坊守が得意で若坊守と慧子が習って作った梅干しが供えられ、在りし日を偲びました。いろいろな方からお供えやお心づくしをいただき、感謝申し上げます。
さて、福島市からのご家族は、 Continue reading '満中陰とお別れ'»

8月の二十八日講

By , 2011年7月28日 10:05 pm

お母さんの声に耳を傾けるみなさん

今日は、福島市の現状を参拝のみなさんに少しでも知ってもらおう!と、インターネットの投稿サイトから俳優の山本太郎さんが出演された番組「山本太郎が見た福島の現実」をスクリーンに映してみて、福島市からホームステイに来ておられるお母さんに話していただきました。なかなか報道されない事実にみなさん驚いておられたことと、小さい子どもをもつ親の世代が、かなり真剣にこの問題に取り組んでいるということが伝わったと思います。震災後これまで抱えてこられたいろいろな思いが涙として溢れ、なぜ今善興寺におられるのか、その原因を改めて考えさせられました。福島の方々がアイデンティティを保ちながら疎開する「サテライト疎開」が実現できるように何かお手伝いが出来ればと思います。 Continue reading '8月の二十八日講'»