新年度を迎えておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
思いもよらない事態の到来にいろいろとご不安のことと存じます。
社会全体が急速に変化している中、お寺を取り巻く環境も先行き不透明です。
しかし、阿弥陀如来の願いはこれまでも、これからも変わることなく私たちを温かく見守り、導いてくださり、
「どんなことがあってもあなたを見捨てない」というメッセージは、不安な今こそ頼もしく感じる昨今です。
なかなか直接お会いできない状況のなか、このたび試験的にYoutubeのチャンネルを開設しました。
どのような内容をお伝えできるかまだ模索中ですが、毎日配信をしていきたいと思います。お気軽にご覧ください。
オンラインでの法要もお受けいたします。ご相談ください。
☆Googleアカウントのない方は、本堂の画像をクリックしてください。
お勤めの内容は、
1、讃仏偈もしくは重誓偈 ダウンロード
2、正信念仏偈(正信偈)ダウンロード
3、和讃(毎日変わります)
4、お話
です。お経の本をお持ちの方は、いっしょにお勤めしましょう! なもあみだぶつ
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今年の春は陽気な日が続きます。桜は満開を迎えてなかなか散らず、なんだか諸行無常の教えを忘れてしまいそうです。そんな日々ですが、いのちの終わりが必ずあり、お別れをしなければなりません。
満開の本堂前のしだれ桜
今月の正信偈和讃の会では、親鸞聖人が道綽禅師を讃えられた最後のご和讃は、
縦令一生造悪の
衆生引接のためにとて
称我名字と願じつつ
若不生者とちかひたり
を味わいました。 Continue reading '長い花見'»
毎月親鸞聖人のご命日16日に開催されています「正信偈和讃の会」も今回で『高僧和讃』の道綽禅師をほめ讃えるところまできました。道綽禅師は、親鸞聖人にとっての七高僧の第四の高僧であり、十四歳で出家して『涅槃経』をマスターされた聖道門の方でした。しかし、48歳のとき、曇鸞大師の碑文を読んで浄土の教えに帰依され、『安楽集』をあらわされたのです。仏教を聖道門(しょうどうもん)と浄土門に分けられ、末法の世におけるさとりへの道は浄土に生まれることだと示されたのでした。
本師道綽禅師は
聖道万行さしおきて
唯有浄土一門を
通入すべきみちととく
お天気にも恵まれ、今年の報恩講も勤めることができました。富山市根塚町の圓福寺住職の巣山一哉師が、「ご和讃をいただく」と題し、三日間のお取り次ぎされました。ご出身の山形弁と富山弁が絶妙にミックスされているお話にみんなで釘付けになって聴聞させていただきました。ご和讃のお心がどれほど深いものかを味わさせていただきました。二日目の午前中は、前住職が棟方志功作『御二河白道之柵』の揮毫60年を記念して、法話を行いました。この絵が誕生した因縁を詳細に語り、また善導大師の譬喩の心と棟方志功さんの富山での経験が暗示されているのでした。また、別の機会にお伝えしたいと思います。
明日から、本願寺派高岡教区で募集した相馬組への支援米を届けに行ってきます。今日はトラックに積み込みの作業を行いました。これも帰ってからご報告したいと思います。
開山前荘厳
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今日16日は親鸞聖人のご命日です。食事は一日精進料理をいただきます。午前は門徒さんの報恩講をお参りして午後から正信偈和讃の会がありました。今日の御和讃のひとつは
染香人のその身には
香気あるがごとくなり
これをすなはちなづけてぞ
光香荘厳とまうすなる
でした。 Continue reading '染香人のその身には'»