来る6月16日(日)午後1時30分より、善興寺が浄土真宗に改宗した記念の法要「帰真慶讃法要」をお勤めいたします。今回は、記念講演に親鸞聖人の関東時代の研究のご専門の筑波大学名誉教授の今井雅晴先生をお招きいたします。親鸞聖人の妻、恵信尼さまのおじいさまが、高岡地方であり、その方の信仰についてお話しいただくことになりました。これまであまり知られていなかった当地と恵信尼様の関係、そして親鸞聖人についてお聞きいたしましょう。
お誘い合わせの上、皆様のご参拝をお待ちしております。
☆帰真慶讃法要について
飛鳥山善興寺は、8世紀頃後亟(ごぜ:現小矢部市)に創建され、長らく天台宗の寺院として越中と中央を結ぶ役割を担ってきました。文明5年(1473)第41世俊乗法師は、越前吉崎を拠点に北陸地方を巡教していた本願寺第8世の蓮如上人の教化に遇い、浄土真宗に帰依。大永9年(1529)6月16日、本願寺第9世の実如上人から阿弥陀如来のご絵像を下附され、天台宗から浄土真宗に宗旨を改めました。この法要は、このご絵像をお掛けし、毎年6月に勤められています。
お知らせ
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お話をきくみんな
今日は6月の土曜学校でした。
みんなで作法の勉強をしたり、「ガタピシ」のお話を聞きました。「我他彼此」とは物事がスムースにいかないときに形容する「ガタガタ」の語源で、それぞれの主張が強いとものごとがうまく進まないという仏教の縁起観から生まれた言葉といわれています。相手のことを考えず、自分のことばっかりいうとうまく行かないことをあらわしていますね。 Continue reading '6月の土曜学校'»
調和のとれた空間に変身した中庭
去年、とあるご縁でいただいた庭石を見て、リタイヤ後に学んだ園芸高校の仲間のみなさんといっしょに中庭(本堂と庫裏の間)に組もうと考えて下さった総代さんの想いが実現しました。みなさん退職後の新たな学びとして高校生になり、その学びをお寺のために活かして下さったのです。ありがたいことです。 Continue reading '中庭の作庭'»
今月のお斎 ごちそうさまでした。
今年度初の二十八日講が開催されました。明治6年(1973)のご消息をもつこのお講は、尼講として現在まで多くの参拝者に支えられて続いてきました。五月は親鸞聖人の降誕会として勤まります。浄土から末法濁世に衆生救済のために生まれてこられたから「降誕」ということや、わたしたちひとりひとりの誕生はどこから生まれてきたかは分からないが、浄土に生まれて明らかとなり、浄土に生まれていくという目的を聞かせていただいています。浄土は、生まれておしまいという楽園・楽土ではなく、 Continue reading '5月の二十八日講'»
役員総会のようす
門信徒会の役員総会が開催され、24年度の行事・決算報告、25年度の行事予定・予算などについて話されました。プロジェクターで映し出される写真で一年を振り返ると、数多くの行事とご縁が結ばれた一年だったと、感慨に耽ったひとときでした。今年度は8月に総代さんたちの改選となったり、中央委員の皆さんの交代があったりします。また、合同墓の建設予定や各種行事の充実など、門信徒のみなさんのご協力とご理解によって運営されます。よろしくお願い申し上げます。