合掌づくり
今年も本堂前の合掌づくりの時期がやってきました。朝9時から門徒の職人さんたちが集結。段取りよく本堂下に格納されている材木を取り出し、わら縄で組んでいきます。形を整えながら要点をしっかりと結び、どんな大雪が降っても耐えうる構造になっています。
五箇山などに残る合掌造りの流れを汲むこの技術は、なかなか継承が難しいですが、これまで何代にもわたって続いてきました。
12月1日発刊の寺院関係の実用実務マガジン『月刊住職』に Continue reading '合掌づくり'»
今年も本堂前の合掌づくりの時期がやってきました。朝9時から門徒の職人さんたちが集結。段取りよく本堂下に格納されている材木を取り出し、わら縄で組んでいきます。形を整えながら要点をしっかりと結び、どんな大雪が降っても耐えうる構造になっています。
五箇山などに残る合掌造りの流れを汲むこの技術は、なかなか継承が難しいですが、これまで何代にもわたって続いてきました。
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今年の報恩講が勤修されました。一日目、二日目と恒例の「善興寺荒れ」の空模様でしたが、最終日は陽射しの美しい秋晴れとなりました。多くのみなさまのご参拝をいただき、有難いご縁を数多く結んでいかれました。
今年は奥書院「濤聲軒」の築100周年という記念の年ということもあり、大正初期に書かれた書や絵を展示し、百年前の時代の雰囲気をご参拝の皆様に感じていただきました。大正二年に5歳で夭折した前住職の兄、不忘さんの絵像が残されており、この方が亡くなられたご縁で現在のいのちがつながっているのだと感慨深く拝ませていただきました。また、本願寺派の僧侶で仏教学者だった前田慧雲師の書、 Continue reading '報恩講勤修'»
昨日から天候が荒れ、「善興寺荒れ」と言われる報恩講が始まります。今日は城端から立華の職人さんたち4人が朝からお越しになり、本堂で仏華を立てて下さいました。大谷派の城端別院には、15人もの「華お講」なる集団がおられ、副業として各地のお寺の仏華を立てておられます。「真宗の仏華」といわれる浄土真宗の顔であるお花の文化が、なかなか若い世代に受け継がれておりません。若院も見よう見まねで立てたこともありましたが、法務との兼ね合いでなかなか思うようにできません。阿弥陀如来の功徳を表す仏華、そして灯火、供物、お香から表現されたお浄土の世界にこころを寄せてお念仏のいわれを聞かせていただきたいと思います。 Continue reading '報恩講の準備'»
2日の午前中は、中田小学校のPTA主催「ヒストリックウォーク」があり、小学生のみなさんと保護者の方々が本堂にお参りになりました。善興寺の歴史や中田の町の成り立ちなど、学校で習わないところを中心にお話しさせていただきました。みんな真面目な顔をして聞いて下さったので、有難いひと時でした。最後にお話の中からクイズも出されて、学びを深めていかれました。 Continue reading 'ヒストリックウォークと本堂をまもる会'»