合掌づくり
今年も本堂前の合掌づくりの時期がやってきました。朝9時から門徒の職人さんたちが集結。段取りよく本堂下に格納されている材木を取り出し、わら縄で組んでいきます。形を整えながら要点をしっかりと結び、どんな大雪が降っても耐えうる構造になっています。
五箇山などに残る合掌造りの流れを汲むこの技術は、なかなか継承が難しいですが、これまで何代にもわたって続いてきました。
12月1日発刊の寺院関係の実用実務マガジン『月刊住職』に豪雪地域の雪対策という内容の特集記事が掲載される予定で、そのなかに善興寺の合掌について紹介されることになりました。長年の生活の知恵から生まれたこの遺産を大切にしたいものです。
ご協力いただきましたみなさまに御礼申し上げます。合掌