お彼岸の中日にあたり、毎年3回忌までのご縁をもたれたご家族をお招きして、総追悼法要ならびに懇親のひとときをもつ「悲しみをご縁として」が開催されました。法名を持参され、追悼法要をお勤めしたあと、法話を聞いて、亡き方を偲ぶ座談会があります。各ご家族ともお別れになった方を思い出し、涙を流しながら語られる姿が胸を打ちました。僧侶は読経をし、法話をする立場なので、なかなかご遺族のお気持ちや思いに接することが少ないなか、この行事で聞かせていただく一言一言に耳を傾ける大切さを教えていただきました。 Continue reading '悲しみをご縁として'»
棟方志功画伯ゆかりの地、南砺市をたずね、絵手紙のたのしさを学ぶツアー「志功にどっぷり」の第5回が開催され、最初の会場として善興寺が選ばれました。これは4年前の2010年9月、第1回開催の終了後、日本絵手紙協会の専任講師の田口孝夫さんが来院されて本堂の『御二河白道之柵』をご覧になり、感応された田口さんが一気に写して行かれたことに端を発します。そのときのことが強烈に印象にあったので、今回の第5回の会場の一つとして善興寺を選ばれたのでした。
全国各地から80人近くのみなさんが大型バス2台でお越しになられました。折しも9月13日は棟方志功さんの祥月命日。善興寺の略伝から前住職の棟方志功さんとの邂逅や交流のエピソード、 Continue reading '第5回南砺で志功にどっぷり'»
今、世界中で話題の「イスラム国」(ISIS)の破壊活動によってシリアとイラクの人々が家を追われ、多くの犠牲者が生まれていることはご存知のことと思います。今回、イラク国内で発生している避難民を救援するための支援を呼びかけに、イラクのNGO団体「イサーン」の代表、アリーさんが緊急来日。砺波市の真光寺さんを会場に昼と夜、二回の講演会が開催されました。
イラク人の方から直接現地のお話を伺うことはなかなかできない中、善興寺とも縁の深い、日本国際ボランティアセンター(JVC)の谷山由子さんからお話をいただき、有縁の方に呼びかけて実現した会です。 Continue reading 'イラクNGO代表緊急来日講演会'»
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朝晩過ごしやすくなりました。が、今年の夏は本当に不安定なお天気ですね。7月20日未明には、中田地区を含む庄川東部地域が集中豪雨に見舞われ、善興寺も庫裏全面が床下浸水をする被害を受け、風通しの悪い玄関、台所部分にカビが生える、電気機器が故障するなど、事後の対応に結構苦労しました。全国的にも広島市の土砂災害のように甚大な被害を知るにつれ、人間の営みの因縁を考えさせられることが増えます。
今月の二十八日講は、「いのちのおにぎり」と題して今年2月に豪雪に見舞われた福島市で起きた心温まるお話をご紹介させていただきました。福島市を通る国道4号線を走る車が豪雪によって身動きできなくなりました。それを見た4号線沿いにある福島市松川町の仮設住宅に入居されていたみなさんが、 Continue reading '8月の二十八日講'»
8月3日、第59回早起き法話会が終わった朝、本堂裏のビオトープに去年から植えた大蓮の蓮根から大輪の花が咲きました。春から何度も肥料を追加しながら、様子をみてきましたが、葉が大きく成長し、そのあと拳程の大きさの蕾が水中より顔を出しました。
泥中から咲くその姿に接し、思わず、「なもあみだぶつ」のお名号が口から出て下さいました。 Continue reading '蓮の花初開花'»