プロジェクターに映し出された画面を見て学ぶみんな
新年初めての土曜学校が開かれ、みんなでお参りをして、来月、奈良の薬師寺からゲストとしていらっしゃる加藤大覺さんと薬師寺について学びを深めました。薬師寺は、飛鳥藤原京から平城京へ移ったお寺で、唯識という仏教の教えを伝える法相宗という宗派です。飛鳥の地と縁の深い善興寺と何かご縁があるのかもしれません。また、加藤さんは、お釈迦様がおさとりを開いたインド・ブッダガヤの印度山日本寺で駐在僧をされていた経歴があり、「だれでもできる仏教」をスローガンに全国の老若男女に法話をしている方です。
来月の土曜学校では、 Continue reading '1月の土曜学校'»
寺報『可問』134号表紙
新年のご挨拶 本年もどうぞよろしくお願い致します。はや本願寺で御正忌報恩講がはじまる9日になってしまいました。雪が断続的に降る正月を迎えておりますが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
年末に風邪をひいたり、インフルエンザにかかった方が正月は体を休め、元気になった、というお声をあちらこちらで聞くことがありました。善興寺では、それなりに元気にしております。
さて、親鸞聖人の御正忌報恩講が今日から本願寺で勤修されています。インターネットでも法要の中継されていますので、ご覧下さい。
法要中継はこちらから
今年最後の二十八日講が勤まりました。ご講師は、高岡市内島の教願寺若院の岡西好持師。「仏教の現世利益」と題してご法話をいただきました。現世利益と聞くと私たちはすぐに無病息災、家内安全、立身出世などを思い浮かべますが、お釈迦様の人生にはそれらが成就しなかった例をお話しになって、仏法を聞くということが、この世の幸せと言われることが思い通りになっていくことなのではなく、どのようなことが起きても、耐え忍び、励まされていくはたらきをいただくことなのだ、ということを熱く教えてくださいました。阿弥陀如来は、四十八願の最初に、浄土には地獄、餓鬼、畜生などの世界を無くしたいと誓われました。これらは、戦争や搾取、差別などの苦しみを生む種を無くしたいと誓われたものであり、現実社会の問題を見つめる大切な視点を与えてくださっているのです。
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| 二十八日講, 地獄, 報恩講, 家内安全, 差別, 戦争, 搾取, 無病息災, 現世利益, 畜生, 立身出世, 餓鬼
しっかりとわら縄で結われている木材
今年も本堂前の合掌づくりの時期がやってきました。朝9時から門徒の職人さんたちが集結。段取りよく本堂下に格納されている材木を取り出し、わら縄で組んでいきます。形を整えながら要点をしっかりと結び、どんな大雪が降っても耐えうる構造になっています。
五箇山などに残る合掌造りの流れを汲むこの技術は、なかなか継承が難しいですが、これまで何代にもわたって続いてきました。
12月1日発刊の寺院関係の実用実務マガジン『月刊住職』に Continue reading '合掌づくり'»
保育園児とともに
今年の報恩講が勤修されました。一日目、二日目と恒例の「善興寺荒れ」の空模様でしたが、最終日は陽射しの美しい秋晴れとなりました。多くのみなさまのご参拝をいただき、有難いご縁を数多く結んでいかれました。
今年は奥書院「濤聲軒」の築100周年という記念の年ということもあり、大正初期に書かれた書や絵を展示し、百年前の時代の雰囲気をご参拝の皆様に感じていただきました。大正二年に5歳で夭折した前住職の兄、不忘さんの絵像が残されており、この方が亡くなられたご縁で現在のいのちがつながっているのだと感慨深く拝ませていただきました。また、本願寺派の僧侶で仏教学者だった前田慧雲師の書、 Continue reading '報恩講勤修'»
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