鬼瓦クッキーワークショップ
2月28日の土曜学校は、奈良の薬師寺からお招きした加藤大覺師による「鬼瓦クッキーづくり」のワークショップでした。仏参のあと、庫裏へ移動して薬師寺のお話や鬼瓦についてスライドを見せていただきながら学びました。奈良から東大寺と薬師寺、そしのかつての都、平城京の鬼瓦をミニサイズで瓦職人さんに作っていただいた原型を見せていただき、それをシリコンでクッキー用の型にしたものを使い、みんなでクッキーづくりに奮闘しました。
3種類のなかから自分の好きな瓦を選ぶのに「鬼瓦顔まねコンテスト」を行い、みんなすごい怖い鬼の面相を真似て、みんなを笑わせてくれました。上手に方に押し込んだクッキーの材料をオーブンで焼いている間、加藤さんは面白いビデオを見せて下さいました。
それは、「瓦の作り方」です。屋根に上がってくれて、私たちの家を守ってくれている瓦は、どうやってできているのか、その工程を見ていると…。そう、今みんなが作ったクッキーの作り方と同じだということに気づかされました。
加藤さんは、仏教がもたらした私たち日本の建築に無くてはならない「瓦」について、クッキーをつくることから教えて下さったのです。焼き上がりもばっちりで、プロのパテシエさんの配合による味もおいしくて、いろんなことを学ばせていただきました。
これからも土曜学校では、小学校で学ぶことのできない、仏さまの教えを聞いていきたいと思います。加藤さん、ありがとうございました。