ご門主さまのおことば
12月10日(金)午後3時30分より、主にヨーロッパ地区の念仏サンガを支援する財団法人「国際仏教文化協会」(IABC)の創立30周年記念の会が本願寺聞法会館にて開催されました。初期の頃より前住職が理事として関係していたご縁と若院のアメリカ留学の際に奨学生として支援していただいた法人です。善興寺ダーナ基金との関係もあります。
1980年、大谷光照本願寺前門主を総裁とするこの財団は、光淳新門に受け継がれ、ヨーロッパ各地の布教伝道に大きな貢献を果たしてきました。当日は、 Continue reading 'IABC創立30周年の集い'»
北日本新聞の広告帯
12月8日は釈尊が菩提樹の下でさとりを開かれた成道会(じょうどうえ)です。そして世間では、ジョン・レノンが凶弾に倒れてから30年という節目の年として報道されました。昨夜の報道ステーションで放送された日本で過ごしたジョンレノンの人生のひと場面を見て、不思議な親近感を覚えました。いまも多くの人々に生き続ける彼の願いや生き様に思いをはせ、彼の曲を聞きました。
そして、今日の北日本新聞の表紙下には、ご門主と上田紀行氏の対談本『今、ここに生きる仏教』(平凡社)の広告が掲載されました。これまでの数回の対談をまとめたもので、積極的に社会に対して発言をされておられます。成道会の日に合わせての宣伝なのでしょう。ご一読を。
仏教婦人一日会の12月の特別例会として、今夜は「夜のおはなし会」が開催されました。坊守が所属しています「高岡おはなしの会」から5名の語り部のみなさまをお招きして全6話のお話をお聞きしました。庫裏の広間が会場でしたが、保育園児からおばあちゃん世代まで幅広い参加者のみなさんは、蝋燭の灯火を見つめながら言葉によって生まれるイマジネーションの Continue reading '夜のおはなし会'»
准如上人の花押
いよいよ師走に入り、連日、報恩講参りの日々を過ごしております。そんななか、正信偈をお勤めした後、法話があり、御文章の拝読があるのですが、とあるお宅のご文章が非常に古いものであることに気づきました。
本願寺第12世の准如上人の花押が刷られたものです。准如上人は、1577年〜1630年の方で、石山合戦で織田信長と争った第11代顕如上人の第4子です。長兄の教如上人が12世を継承しましたが、豊臣秀吉によって退き、東本願寺を立てました。つまり東西分派のとき、教如上人に代わって Continue reading '報恩講参りにて'»
四幅の伝絵に見入るみなさん
今年最後の28日講の報恩講がお勤まりになりました。今日は親鸞聖人の生涯を描いた絵図「本願寺聖人親鸞伝絵」についてプロジェクターを使って一段一段説明させていただきました。本堂内陣の左余間に毎年お掛けするたびに江戸初期の絵師の緻密な技法に感動します。親鸞聖人の人生はひ孫の覚如聖人によって著されたご伝抄に基づいて語り継がれてきましたが、門弟たちの流れくむ他派のご生涯とあわせて味わうとまた違う親鸞聖人像を見つけることができるのではないかと思います。説明の仕方も Continue reading '28日講報恩講'»