Posts tagged: 正月

1月の土曜学校

By , 2014年1月19日 4:10 pm
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本堂で一番寒い内陣からの冷気を浴びながら

今年最初の土曜学校が開かれました。寒さ厳しい中、本堂に賑やかな声が響きます。6年生の調声による「らいはいのうた」のあと、一休さんが詠んだと言われる「門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」のお話をしました。「あけましておめでとう」はなぜおめでたいのか?年をとることは死へ近づいているということでもあると数え年の数え方を交えてお話ししました。火鉢を囲んで手遊びをしたあと、 Continue reading '1月の土曜学校'»

雪のない新年

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By , 2014年1月7日 10:51 pm
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朝日を浴びる当山

新年のご挨拶を申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。
年末年始にかけてドタバタが続き、机の前にゆっくりと座るひと時もない一週間でした。みなさまはいかがお過ごしでしょうか。今年のは富山には珍しく、雪のないお正月を過ごしております。雪がないというのは除雪が必要ないということですが、その代わり雪の白さで隠れてしまう落ち葉やゴミが目につき、掃除をしなければならないということです。どちらの状況でも不平不満をこぼす私。自分の都合のいいようにすべてを解釈してしまう私をこの季節は毎年教えてくれます。これから必ず降雪があります。雪と生活をともにするとき、また新たな自分に出会わせていただけます。南無阿弥陀仏

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Greetings for the New Year

By , 2011年1月2日 4:45 pm

大晦日に降った雪は、除夜の鐘の響きともにゆきし年への化粧となって厳かな気持ちにさせてくれました。新年の幕開けとともにみなさんと唱和させていただいた正信偈の声に、このいのちを生きるよろこびをかみしめました。

本年もよろしくお願い申し上げます。

元日より多くの方が年頭のご挨拶に来寺され、囲炉裏端での会話には、いろいろな話題がでます。家族のこと、去年の出来事、これからのこと…。でも、なかなか仏法のことは出てこないものですね。

蓮如上人は、新年のご挨拶に参られた門弟の道徳という方に明応二(1493)年の元日、「道徳は今年でいくつになられたか。道徳、念仏申されよ。それについても自力の念仏と他力の念仏とがあるが、自力の念仏というのは、念仏を多く申して仏の方へ振り向け、この称名の功徳によって仏がたすけてくださるかのように思って称えるものである。他力というのは、弥陀をたのむ一念の信心がおこるとき、そのとき直ちに御たすけに与かるのであるから、そののち念仏申すのは、はや御たすけいただいたことのありがたさよと思うこころを、口に申してよろこぶばかりで、南無阿弥陀仏に何ら自力を加えないこころである。そういうわけで、他力というのはまさしく他の力という意味である。弥陀をたのむこの一念が、臨終まで末とおって往生させていただくのである」と、 Continue reading 'Greetings for the New Year'»