Category: ニュース

揮毫60年

By , 2011年11月7日 10:55 pm

揮毫60年を迎えた『御二河白道之柵』

今日、11月7日は、棟方志功画伯が、善興寺で『御二河白道之柵』を描かれてちょうど60年という記念すべき日となりました。不思議なご縁で本願寺では、今日のこの日、箏と尺八の邦楽演奏会が行われ、この絵画から生まれた曲「白道」が御影堂にて奉納演奏されたのでした。また、北日本新聞の追憶ありし日のコーナーには、前坊守の記事が掲載され、記者の書かれた文章を通して改めて偲ばせていただきました。庫裏の前では、ご門徒さんから寄進された庭石を使って石組みの庭が作られており、報恩講までにその姿が整えられます。報恩講の二日目、15日(火)午前には、前住職が『御二河白道之柵』についての記念法話を行います。いろいろなご縁が結び合わされていく不思議に、ただただお念仏申すばかりの日でした。

作庭中の庫裏前

 

本堂をまもる会開催

By , 2011年10月30日 11:39 pm

小雨が降る日曜の午後、「本堂をまもる会」が開催され、多くのみなさまのご参加で本堂がピカピカになりました。おつかれさまでした。報恩講でお会いしましょう。

本堂に集合

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中央委員会開催

By , 2011年10月14日 11:34 pm

来月の報恩講に向けた打ち合わせのため、門信徒会の中央委員のみなさんにお集まりいただきました。今月30日の日曜には、清掃おみがきの「本堂をまもる会」が開催され、来月11月14日(月)〜16日(水)は、報恩講をお迎えします。中央委員のみなさんは、準備から片付けまでのお手伝いをいただき、厳かな雰囲気の中、参拝のご門徒さんとともに親鸞聖人のみ教えを聞かせていただきます。

これから寺報『可問』121号の編集、発行作業に入りますが、いろいろな記事がすでに集まっております。今年は、棟方志功作の『御二河白道之柵』が描かれてちょうど、60年となりますので、報恩講でその記念のことができればと考えております。ご参拝をお待ちしております。

シンポジウム「福島」から日本が見える

By , 2011年10月10日 9:28 pm

800人の参加者の会場

さわやかな秋晴れの10/9、富山国際会議場にてシンポジウム「福島」から日本が見える〜原発事故が教えるもの〜が開催されました。実行委員会の方からいただいたポスターやチラシをお寺で掲示していました。ご縁が整って出席することができました。パネラーは元京都大学原子炉実験所助教授の海老澤徹さん、で「安全な原発はあるのか」というテーマの講演、そして作家の広瀬隆さんが、「福島原発事故の真相、広がる放射能汚染の恐怖」と題してお話されました。予想以上に深刻な状態の現在進行形の原発事故の内容に大きなため息がもれ、いのちを脅かす放射性物質の体内被ばくの危険を学び直させていただきました。改めてこの問題を考えていかなければならないという気持ちを持たせていただきましたし、多くの若い参加者、とくにお子さんのいらっしゃるお母さんたちが真剣なまなざしで聞き入って質問していました。食品流通のなかで行われている産地偽装の問題や、事故後、日本の食品中の放射性物質の規制値が海外の規制値をはるかに上回る値であることの危険性等、さまざまな資料を見せていただいて理解を深めました。

講演終了後、個人的に広瀬さんに全国の地方自治体が放射能汚染の瓦礫を受け入れている問題について質問したところ、一番やっては行けないことのひとつで、どうやってやめさせるか、裁判を起しているというお返事でした。とにかく、5年を待たずして多くの人々に健康被害が生じることはもう予測できているし、事実がどう隠蔽されていくかを見続けなければならないでしょう。

悲しみを縁として

By , 2011年9月25日 8:02 am

別れについて語り合うひととき

秋彼岸の中日、一年でご家族とお別れになられた皆さんにご案内し、追悼法要と話し合いの場「悲しみを縁として」を開催しました。参加者は少なかったのですが、おひとりおひとり、亡きご家族のことをしんみりとお話しいただき、死の縁は生活の中にも深く関わっているのだと考えさせていただきました。今年は、飛鳥家も遺族として参加させていただきました。家族との別れの思いを親族で語らうことはあっても、他者がお互いに聞き合うことは貴重な時間だと思います。

途中で中田かかしまつりのお客さんがお参りに来られたりして、秋晴れの中さわやかな一日でした。