相馬組へ…その1

By , 2011年11月20日 10:45 pm

二本松インター周辺の放射線量(0.3μsv/h)

11月18日、19日と1泊2日で相馬の地へ富山米を届けに行ってきました。片道約500キロの旅でした。高岡教区内の有志、ご門徒4名と、若院4名で2トントラックに支援米2トンを積載し、ワゴン車2台で移動しました。5月から地元を測定していたガイガーカウンター(放射線測定器)を携帯し、北陸、磐越、東北自動車道経由で川俣村、飯舘村を通って目的地の南相馬市へ。磐越道から東北自動車道に入った途端、放射線量が上がり始め、休憩で立ち寄ったSAでは、草木のあるところで1マイクロシーベルト毎時をすぐに超えました。その数値を見てはじめて実感として、原発事故の汚染を感じました。それから国道や県道を通って南相馬へ到着するまで車内で0.2〜1.5マイクロの間を変動していました。特に、全村避難している飯舘村に入った途端、高い数値が検出され、なぜ福島第一原発から40kmも離れたこの地が避難指示を受けているかが分かりました。

相馬組10ヶ寺のうち、7ヶ寺のみなさんが避難生活を余儀なくされています。避難せずに生活されているお寺3ヶ寺を訪れ、支援米をお届けするのが今回の目的でした。最初の目的地は、原町の常福寺さん。このお寺を会場に飯舘村の浄観寺さん、善仁寺さんの報恩講が19日から勤まりになるのに合わせて訪れたのです。大部分の支援米をここで下し、次なる目的地、鹿島の勝縁寺さんへ。ここは善興寺の隣寺、高岡市下麻生の最円寺さんから初代が出られ、200年の歳月を経ておられるお寺です。9月に坊守が訪れ、支援米のご提案をいただいたのです。その夜は原町駅近くのホテルに宿泊しました。明日の目的地、相馬市の光善寺さんと、善仁寺、浄観寺さんの報恩講へ参拝。続く…

トラックから支援米を下ろす

常福寺さんへ届けた富山米

 

 

 

 

 

 

 

 

 

常福寺住職、広橋さんと意見交換

勝縁寺住職、湯澤さんと

 

 

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