朝日を浴びる当山
新年のご挨拶を申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。
年末年始にかけてドタバタが続き、机の前にゆっくりと座るひと時もない一週間でした。みなさまはいかがお過ごしでしょうか。今年のは富山には珍しく、雪のないお正月を過ごしております。雪がないというのは除雪が必要ないということですが、その代わり雪の白さで隠れてしまう落ち葉やゴミが目につき、掃除をしなければならないということです。どちらの状況でも不平不満をこぼす私。自分の都合のいいようにすべてを解釈してしまう私をこの季節は毎年教えてくれます。これから必ず降雪があります。雪と生活をともにするとき、また新たな自分に出会わせていただけます。南無阿弥陀仏
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毎月親鸞聖人のご命日16日に開催されています「正信偈和讃の会」も今回で『高僧和讃』の道綽禅師をほめ讃えるところまできました。道綽禅師は、親鸞聖人にとっての七高僧の第四の高僧であり、十四歳で出家して『涅槃経』をマスターされた聖道門の方でした。しかし、48歳のとき、曇鸞大師の碑文を読んで浄土の教えに帰依され、『安楽集』をあらわされたのです。仏教を聖道門(しょうどうもん)と浄土門に分けられ、末法の世におけるさとりへの道は浄土に生まれることだと示されたのでした。
本師道綽禅師は
聖道万行さしおきて
唯有浄土一門を
通入すべきみちととく
前日までの荒れ模様が一転し、このために晴れてくれたような日になりました。スタッフのみなさまのご協力により、今年も本堂前に合掌が組まれました。これで大雪になってもご本尊に参拝ができます。お待ちしております。
わら縄を沢山使います。
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親鸞聖人の報恩講もみなさまのおかげさまをもちまして勤修させていただきました。初日と三日目は快晴に恵まれ、中日は雨が降りましたが、「善興寺荒れ」もなく、穏やかな三日間でした。ご講師の巣山さんからは、「愚禿の名のり」と題した親鸞聖人の人間観についてお話いただきました。親鸞聖人の「愚」「禿」「名のり」とはどのようなものであったのか、深いお味わいをさせていただきました。
快晴に恵まれた初日
幕が美しく映えます
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そば打ち体験コーナー
昨年十一月、福島県南相馬市の勝縁寺さん(初代が高岡市下麻生の最圓寺さん出身)で利賀のそばを持参してそば打ちにうかがいました。その後、仮設住宅での高岡教区の年末餅つき炊き出しボランティアが好評だったという話から、来年は是非、仮設住宅のみなさんにどうかとの声が上がって、このたび十月三十一日に、南相馬市の小池長沼応急仮設住宅(一二八世帯)でそのご縁が結ばれたのです。
今回は高岡教区第十二次支援隊として富山そば研究会のメンバーである門信徒会会計担当の石崎久雄さんのお声かけで、有段者の内さん、小栗さん、そして若かりし頃大手そば屋に勤務されていた杉原さんが茹で担当者となり、教区内の僧侶、門信徒総勢十一人で一路南相馬へ向かいました。 Continue reading '南相馬そば打ちボランティア'»