Posts tagged: 親鸞聖人

明日から報恩講

By , 2011年11月13日 9:38 pm

新たに作られた枯山水の石庭

いよいよ明日から親鸞聖人の報恩講法要が勤まります。数日前から掃除やお斎の仕込み、内陣のお荘厳など、大勢のみなさんの力によって準備が整えられてきました。特にあるご門徒さんから寄進いただいた庭石を使った石庭がお目見えし、お寺の新たな姿が誕生しました。お参りの際、眺めていただきたいと思います。ともに阿弥陀如来の願いを明らかにして下さったしんらんさまのおこころを本堂にて聞かせていただきましょう。今年は750回大遠忌法要の法要でもあります。みなさまのご参拝を心よりお待ち申し上げます。

日程

14日(月)午後1時30分〜

15日(火)午前9時30分〜 午後1時30分〜

午後5時〜 子どものつどい

午後7時〜 一日会・かもん会のつどい

16日(水)午前9時30分〜 午後1時30分〜

カルチャーラジオ文学の世界『歎異抄』と現代

By , 2011年9月23日 8:22 pm

テキスト表紙

NHKラジオ第2で放送されています、「カルチャーラジオ 」で9月29日〜12月16日の約三ヶ月間、『歎異抄』と現代という講義が始まります。講師は作家の高史明(コ・サミョン)さんで、そのテキスト本の表紙に善興寺蔵の棟方志功作「御二河白道之柵」が掲載されました。NHKの方が、今回の内容に相応しい表紙を探していらっしゃる中でこの絵にたどり着かれたそうです。全国の書店で今日から発売となりました。お買い求めていただき、より多くの方にラジオを通して親鸞聖人のみ教えに触れていただきたいと思います。

「『歎異抄』は、親鸞の言葉を弟子の唯円が書き記したものといわれています。戦乱と飢きんにより荒廃した時代の中で、人間の心の闇を見つめた親鸞の深い洞察力は、今も色あせることなく人々の心を捉えています。『歎異抄』を人間の「心の葛藤」を描いた文学的にも優れた名作として捉え直し、親鸞が煩悩という心の闇とどう向き合ったのかを震災なども含めた現代的状況を踏まえながら読み解いていきます。」(NHKホームページより)

若神組団体参拝第2班

By , 2011年6月13日 4:38 pm

本願寺御影堂の内陣 九具足のお荘厳

6月11日(土)〜12日(日)と若神組から本願寺へ親鸞聖人750回大遠忌法要に団体参拝してきました。4月に引き続き、第2班です。235名バス6台で行ってきました。曇り空を見上げながらの旅程でしたが、ほとんど傘の必要もなく、動きやすいお天気でした。4月の時とは異なり、阿弥陀堂、御影堂には幕がはられ、法要前の庭儀では、厳かな雅楽の調べのなか、法中方が入堂されました。今回、若神組は、最前の席をいただき、目の前でご法要に出会われたみなさんは、感動のご様子。私たちの後ろ側には、東北教区宮城組の皆様がお参りでした。その中のご門徒さんとお話しさせていただきましたが、被災された方もご参拝とのこと。北は北海道、南は九州より午前、午後合わせて7千人のお参りだったようです。

初日、比叡山での時間の中で、親鸞聖人がいらっしゃったであろう「常行三昧堂」に時間的な余裕がなく Continue reading '若神組団体参拝第2班'»

50回忌法要と750回大遠忌法要

By , 2011年5月31日 10:47 pm

お仏壇のお荘厳

先日、あるご門徒さんのお宅で、50回忌の年忌法要と合わせて親鸞聖人の750回大遠忌法要が勤修されました。きっかけは、奥さんのご実家でお父さんの50回忌を営まれたとき、本願寺で仏華をたててこられた方(善興寺の仏華もお願いしている)の立派な華が忘れられず、そして昨年の善興寺で大遠忌法要参拝の折、その美しさに再び心を打たれたことからです。お寺にご相談にいらした時、住職からその気持ちがあるのなら、750回大遠忌法要もお勤めしてはどうかと勧められ、「鏡の御影」の御影像をお迎えし、勤められたのでした。

寺から借りられた仏具一式と、仏壇と床の間にお供えされた仏華に、参拝のご親類は驚いておられました。年忌法要の後、新しく制定された「宗祖讃仰作法」の経本をお配りし、みんなで親鸞聖人750回大遠忌法要をお勤めしました。親鸞聖人の人生や鏡の御影のお話、東日本大震災で見えてきた富山と福島との関係など、知らなかった事実に気づく中からご法事の意義を考えさせて頂きました。お花の美しさの原点は、阿弥陀如来の慈悲にあります。目に見える形を通して、目に見えない仏さまの願いとはたらきを感じる。それがお荘厳の大切さであることを Continue reading '50回忌法要と750回大遠忌法要'»

ハワイへ参拝(1)

By , 2011年3月4日 10:13 pm

ヒロ別院に立つ親鸞聖人

高岡教区寺族青年会の35周年記念事業として、米国ハワイ州のお寺を参拝しにいこうというツアーが計画され、11名のメンバーで2月19日〜24日の間行ってきました。まずは、ハワイ諸島で一番大きなハワイ島東部に位置する、本願寺「ヒロ別院」へ。そこには当青年会の会員が開教使(海外赴任の僧侶)として勤務していることもあり、久しぶりの再会も目的のひとつでした。海外開教区は、毎週日曜日にサンデーサービスという家族礼拝を行っていて、門徒さんたちがお寺にお参りに来られます。そのお参りに混ぜていただきました。小学生が司会をしていたり、オルガンを弾く方がおられたり、聞いたことのない仏教讃歌を歌ったり、日本の法要の形式とはまるで違います。百人ほどの参拝者の中には僕たちを含め、初めて本土からお参りに来られた方や門徒さんの親戚の方など、さまざまな方がいらっしゃいました。

本堂は1925年に建立されていますが、とてもきれいに整えられていました。こちらの庫裏にあたる部屋では、 Continue reading 'ハワイへ参拝(1)'»