お話が出てから約4年。9月9日に足場がすべて撤去され、本堂の妻壁改修工事が終了しました。工事に携わっていただいた皆様には、こころより感謝申し上げます。
来年2023年、善興寺が浄土真宗に帰依して五百年になる記念事業として、そして仏教が育んだ伝統技術を今、表現するとはどういうことか、をテーマに井波彫刻の南部白雲さんと何度も話し合いの場を持ち、意見交換させていただきました。
アートディレクター、プロデューサーの林口砂里さんからいただいた、「具象ではなく、抽象で表して見る人の想像力に任せる」というアドバイスを受け、大屋根にとまる鳳凰の尾羽を彫っていただきました。浄土を構成している七宝のうちの硨磲(しゃこ)をアワビと黒蝶貝で表し、世界各地の瑪瑙(めのう)を散りばめ、朝日と夕日が当たると様々な光を放つよう設置されています。 Continue reading '本堂妻壁改修工事が終わりました。'»
昨年の耐震補強工事に引き続き、本堂の壁改修工事が3月1日より始まりました。
2023年に勤修の「帰真500年慶讃法要」の記念事業として進められているものです。
風雪に耐えてきたトタンも錆が目立つようになったため、撤去し、昨年伐採した境内地の杉を利用して鎧張と漆喰の壁へと生まれ変わります。 Continue reading '本堂壁改修工事はじまる'»
昨年1月より、門徒で建築家の坂井修一さん(坂井建築事務所)に依頼して、本堂の現状調査と耐震診断を行なっていただきました。坂井さんはこれまで全国各地の震災地を大学教授をはじめとする専門家と訪れ、建物の被害状況を調査する活動に従事してきた「構造計算」のエキスパート。その経験を生かして本堂の地震に対する耐力がどの程度なのかを綿密に調べていただきました。 Continue reading '本堂耐震補強工事完工'»
ニュース
| 仕口ダンパー, 制振ダンパー, 南部白雲, 南部白雲木彫刻工房, 善興寺, 地震, 坂井修一, 坂井設計事務所, 基礎打ち増し, 大工, 富山県初, 手彫り, 木材, 本堂, 杉, 柵, 梁, 檜, 欅, 火打, 耐震補強, 耐震補強工事, 補強材, 金槌, 金沢大学, 鑿, 限界耐力, 限界耐力計算法, 震度