晴天の灌仏会(かんぶつえ)
こんな感じでした。またあした。
こんな感じでした。またあした。
午後6時半からの花びらちぎりの直前、大雨が降り、花まつりの行事をお祝いするかのような「甘露の雨」に感じました。チューリップを花びら一枚ずつちぎり、明日の散華につかいます。花粉で真っ黒になるのを防ぐために、ゴム手袋をはめ、大人もこどももいっしょに黙々と作業に集中しました。今年は、先日の宇奈月の善巧寺さんで若坊守が見てきた、「花アートボード」に初挑戦。ベニアにドリルで数百の穴をあけ、そこに花の茎を差し込みます。色を分けることで文字や絵を描くことができるのです。ところが、ドリルの口径が茎よりも小さく、差し込むのに一苦労。子供たちの力ではちょっと難しかったようでした。来年はもう少し大きな穴のあけられるドリルを用意したいと思います。いずれにせよみんな大変がんばりました。明日は快晴のもと色鮮やかなお祝いができると思います。明日の投稿もおたのしみに!!
ゴールデンウイーク直前、予定通り本堂内陣の壁面工事が完了いたしました。予定を1日短縮しながらも細やかな工事をして大阪へ帰っていかれた大工さんたち。気温がなかなか上がらず、気温湿度計とにらめっこしていた塗師さんたち。タイトなスケジュールにも関わらず効率的で美しい金紙貼りをされた表具師さんたち。そしてすべての工事をコーディネートしてくださった仏具屋さん。本当にありがとうございました。非常に勉強になりましたし、仏具の知られざる奥深さや仏法との関係を深く考えさせられる貴重な体験でした。やっぱり僧侶は職人さんたちのことをもっと学ばなければなりませんね。
大遠忌法要の準備の要の一つ、法要の内容を司る「会行事(えぎょうじ)」の会議が開かれました。10月16日(土)の午後、町の中を行列を組んで歩む「庭儀」で僧侶のみなさんの出発場所となる「旅宿」の視察に行ってきました。大きな梁が天井いっぱいに広がる玄関から入ると3畳程の仏間が。周囲の戸を外すと大空間があらわれる昔から大勢の方が集うお宅です。会行事の僧侶方も驚いておられた様子。あとは当日晴れればいいのですが…
久しぶりに日曜日に雲一つない暖かな快晴に恵まれ、宇奈月の善巧寺さんの「花まつり」に若坊守が参加。県内でも随一の行事を続けていらっしゃることはお聞きしていましたが、写真を見る限りでもそのすごさを感じます。そこでは、子供さんが初めて阿弥陀さまにおまいりする「初参式」が本堂で行われ、続いて境内に出て、お寺の子供劇団「雪ん子劇団」の一幕を観劇。そのあと「縁日」がスタート。劇団OB/OGの中高生や婦人会のみなさんがそれぞれの役割を担い続けてこられたことで、赤ちゃんからお年寄りまでがいっしょに参加できるこの行事のすごさを感じました。この行事を5月1日の中田仏教会の「花まつり」も見習って盛大なものにしたいものです。
さて、同じ頃、ご法事では、四十九日の法要の後、お墓に納骨をすませました。その帰り道、立山連峰が目の前に広がる景色に参拝のみなさんとともに清々しい気持ちにさせていただきました。最近、ご法事の席で皆さん、特に若い世代の皆さんが法事の機会を大切にしようと思っていらっしゃる雰囲気をひしひしと感じます。いのちのつながりは希薄化していますが、それではだめだという直感的なものがその雰囲気を作っているのかもしれません。子供たちに伝えなければならないものは何か、一緒に考える時間にしたいものですね。