高岡教区基幹運動推進委員研修会
毎年、年度はじめに本願寺派の高岡教区(富山県西部地区)では、高岡市太田の「磯はなび」を会場に一泊二日の研修会が開催されます。参加対象は、教区内にある13組(そ)のお寺のグループの長や相談員や各委員さんで、60名ほどの参加がありました。例年の形式は、初日に問題提起をされる担当者のお話を聞いて、班別討議をすのですが、今回は、数名の専門委員さんたちによるパネルディスカッションを参加が聞いて班別に入るという形でした。パネルディスカッションというのは、話し合うテーマを多面的に参加者が聞くことができ、自分の意見との心の中での交流ができてとても良かったです。寺院や組を取り巻く現在の状況把握からはじまり、「浄土真宗の本来化」を目指す基幹運動がどういったものであり、どのような成果や課題が見えてきたかを運動を担う私たちが自分たちの姿を確認できた時でした。しかし、家族形態の急速な変化や地縁•血縁の関係の稀薄化など、寺院と密接な関わりのある部分の問題とのズレが生じてきていることも事実でしょう。お念仏のみ教えの何をよりどころとして私たちは生きているのか、改めて問われた機会でした。