下貼り作業
内陣の金紙貼り工事もいよいよ佳境に入りました。漆も乾き、金箔の紙を貼る前に、紙を二重に重ねて貼る「下貼り」という作業が進められています。襖や屏風などの専門職人さんたち3人で、なんと福岡県から来ていらっしゃいます。富山県は何度もいらしているようですが、こちらの居酒屋では、焼酎が少量で高いことなどを博多弁で話されていました。特別な糊で貼られる金紙は、50年は持つとのこと。修理もしやすいのが紙の特徴です。
内陣の金紙貼り工事もいよいよ佳境に入りました。漆も乾き、金箔の紙を貼る前に、紙を二重に重ねて貼る「下貼り」という作業が進められています。襖や屏風などの専門職人さんたち3人で、なんと福岡県から来ていらっしゃいます。富山県は何度もいらしているようですが、こちらの居酒屋では、焼酎が少量で高いことなどを博多弁で話されていました。特別な糊で貼られる金紙は、50年は持つとのこと。修理もしやすいのが紙の特徴です。
今、若手僧侶の著書が世間の注目を集めています。お寺存続の危機意識と仏教に出遭えた慶びの狭間で、考え、行動しているなかから生み出された時代の書とでもいえるものです。そのなかの一冊、『東大卒僧侶の「お坊さん革命」』(講談社)の著者、松本圭介氏は、善興寺の親戚寺院、東京港区の虎ノ門にある光明寺所属の青年僧侶さんです。松本さんは現在、経営学を学ぶためにインド留学中で、この本にはなぜその道に進むようになったのかバックグランドが書かれてあってとても興味深い。彼のはじめたお寺カフェ「神谷町オープンテラス」やお寺ライブ、超宗派仏教徒のインターネット寺院「彼岸寺」など、多くの若い世代と仏教を結ぶ現代の方便を生み出していることは、田舎の寺院にはまねのできないすばらしい活動です。しかし、反対に田舎のお寺にしかできないことは何か。そのことを強く考えさせられるようになったのも彼の存在があったからでしょう。田舎と都会を結ぶ何か、が今の仏教の閉塞感を打ち破る鍵になるのではないかと最近考えていますが、なかなか具体的に動くことができず日々を過ごしています。
今日は午後から若神組の連続研修会(れんけん)が本堂で開催されました。30名程の参加者で、仏壇についての第2回目、そしてご家庭の華瓶をもってきていただき、実際に仏華を立ててみました。各テーブルに青々とした仏華が並ぶと本堂外陣が生き生きとした空間に感じられました。
そして夜、昨日に引き続き、大遠忌法要のイベント部会が初会合でした。若手の門徒さん12名が参加してくださり、10月15日(金)に開催予定の記念イベント、上方落語の桂小春団治さんをお招きしての「真宗落語」の準備内容を話し合いました。みなさんは初めて顔を合わせるという方も多かったのですが、私は皆さんのお仏壇もお家も、ご家族もお会いしている訳で、なんだか不思議な関係だなーと思いながらお話を聞いていました。次回は5月末です。その時までにチラシやポスターの原案を作ります。担当の方、いっしょにがんばりましょうね!
10月の親鸞聖人750回大遠忌法要に向けた法要委員会が今晩開催されました。総代さんをはじめ、各部長さんや係長さん方が出席され、お互い手探りの中から法要の形を作り出そうとする、創造的な話し合いがもたれました。みなさん、さすがいろいろなアイデアをお持ちです。今はお互いに顔がわかる程度かもしれませんが、この法要をご縁に門徒さん同士のつながりが深まれば有難いことだなーと思いながらお話を伺っていました。明日は、法要初日に行う記念イベントのイベント部会が初会合です。
毎年恒例の「中田仏教会」(中田地区6ヶ寺)主催の花まつりが今年も開催されます。5月1日です。善興寺で集合し、おしゃかさまの誕生像を背中に乗せた白象を、近所の葬祭会場セレミューズ中田までみんなでひいていきます。前日には砺波のチューリップ農家さんからいただく色とりどりのチューリップの花から花びらをちぎり、当日大空めがけて散華します。快晴だととっても美しいです。皆さんも参加してみませんか。