この冬一番の冷え込み

By , 2011年1月7日 12:07 pm

屋根に積もった雪がたまります

今朝はこの冬一番の冷え込みだったことを肌で感じました。年末から何度か雪が降りましたが、すぐにべた雪になり、重くなりますが、今朝の雪はお昼近くでもパウダーの状態です。

そんな寒さの厳しさを感じながら1月9日〜16日の間、本山でお勤まりになる「御正忌報恩講」を思います。こういう寒い時期に親鸞聖人はご往生されたのです。近年は御正忌参拝バスツアーを催していましたが、4月からの大遠忌法要参拝を控えているため本堂でお勤め致します。

本山の法要の模様が Continue reading 'この冬一番の冷え込み'»

Greetings for the New Year

By , 2011年1月2日 4:45 pm

大晦日に降った雪は、除夜の鐘の響きともにゆきし年への化粧となって厳かな気持ちにさせてくれました。新年の幕開けとともにみなさんと唱和させていただいた正信偈の声に、このいのちを生きるよろこびをかみしめました。

本年もよろしくお願い申し上げます。

元日より多くの方が年頭のご挨拶に来寺され、囲炉裏端での会話には、いろいろな話題がでます。家族のこと、去年の出来事、これからのこと…。でも、なかなか仏法のことは出てこないものですね。

蓮如上人は、新年のご挨拶に参られた門弟の道徳という方に明応二(1493)年の元日、「道徳は今年でいくつになられたか。道徳、念仏申されよ。それについても自力の念仏と他力の念仏とがあるが、自力の念仏というのは、念仏を多く申して仏の方へ振り向け、この称名の功徳によって仏がたすけてくださるかのように思って称えるものである。他力というのは、弥陀をたのむ一念の信心がおこるとき、そのとき直ちに御たすけに与かるのであるから、そののち念仏申すのは、はや御たすけいただいたことのありがたさよと思うこころを、口に申してよろこぶばかりで、南無阿弥陀仏に何ら自力を加えないこころである。そういうわけで、他力というのはまさしく他の力という意味である。弥陀をたのむこの一念が、臨終まで末とおって往生させていただくのである」と、 Continue reading 'Greetings for the New Year'»

餅つき

By , 2010年12月29日 9:53 pm

最後の仕上げをペッタンコ

毎年12月29日は「餅つきの日」と定まっていて、お正月に本堂やお内仏さまにお供えするお餅を杵と臼を使ってつき上げます。いつもは朝からしますが、今日はお葬儀の関係で午後からのスタートとなりました。車庫の車を出し、筵を敷いて臼を置き、台所との連携をもっとも大切にします。

角蒸篭(せいろ)を沸騰したお湯を沸かした大鍋の上に重ね、今日は8段蒸しました。臼で最初から小突くのは疲れるので、 Continue reading '餅つき'»

染香人のその身には

By , 2010年12月16日 10:56 pm

今日16日は親鸞聖人のご命日です。食事は一日精進料理をいただきます。午前は門徒さんの報恩講をお参りして午後から正信偈和讃の会がありました。今日の御和讃のひとつは

染香人のその身には

香気あるがごとくなり

これをすなはちなづけてぞ

光香荘厳とまうすなる

でした。 Continue reading '染香人のその身には'»

IABC創立30周年の集い

By , 2010年12月12日 9:15 pm

ご門主さまのおことば

12月10日(金)午後3時30分より、主にヨーロッパ地区の念仏サンガを支援する財団法人「国際仏教文化協会」(IABC)の創立30周年記念の会が本願寺聞法会館にて開催されました。初期の頃より前住職が理事として関係していたご縁と若院のアメリカ留学の際に奨学生として支援していただいた法人です。善興寺ダーナ基金との関係もあります。

1980年、大谷光照本願寺前門主を総裁とするこの財団は、光淳新門に受け継がれ、ヨーロッパ各地の布教伝道に大きな貢献を果たしてきました。当日は、 Continue reading 'IABC創立30周年の集い'»