除夜会と修正会

By , 2012年1月1日 10:09 pm

ライトアップされた鐘楼

除夜会は午後10時半から始まり、寒い中大勢に方にお参りいただきました。続いて年明けとともに勤められる修正会。新たな年をお念仏とともに迎え、昨年の出来事を振り返り、無常と世間虚仮、火宅無常の世界について考えました。本年もよろしくお願い申し上げます。南無阿弥陀仏

もちつき

By , 2011年12月29日 6:05 pm

初体験のおもちつき

毎年12月29日は、餅つきの日です。杵と臼を使って昔ながらの作り方で行うのですが、近年は量が減少傾向にあります。今年はスペシャルゲストとして、アメリカ人のALTのHiroさんが参加してくれました。もちつき初体験ということで興味津々。お父さんが日系の方ということもあり、幼少期にはよくお餅を食べたそうです。初めてにしてはなかなかのつき方でした。とくに昔レストランでパン生地をこねていた経験から、お餅を丸めるのが上手で驚きました。あずき、おろし、きなこ、こんぶ、まめなど、つきたてのおいしいお餅をお昼にいただき、ご本尊に供えのお餅が準備できました。

きれいに丸められたお餅

 

仏の子どものつどい

By , 2011年12月25日 9:34 pm

体をつかったゲーム

23日、午前10時より、高岡教区少年連盟による「仏の子どものつどい」が高岡教務所で開催されました。善興寺からは13名参加。「らいはいのうた」のお参りと法話を聞いて、リクリエーションゲーム、もちつきを行い、富山・北國新聞がこのたび制作した「加越能真宗かるた」をして楽しみました。低学年から高学年まで真剣に札をとりあっていた姿を見て、誰にでも親しまれるかるたに出来上がったと思いました。お昼はついた餅とスタッフの皆さんによる豚汁が振る舞われ、身も心も温まりました。午後からはキャンドルアーティストの先生指導のもと、世界に一つだけのマイキャンドルを作り、新年とともに灯すプレゼントができました。ご本尊の阿弥陀さまが微笑んでいらっしゃいました。

後日、富山新聞に記事が掲載されました。

 

 

 

 

絵札を真剣に見つめるみんな

 

二十八日講報恩講

By , 2011年12月5日 9:29 pm

竹中住職のお話

今年の「仕舞お講」が勤まりました。5、6、7、8月、そして11月の報恩講をもって一年の行事がほぼ終わります。ご講師は婦中町笹倉の妙順寺住職、竹中了哲師でした。竹中さんは、若坊守の実家のお手継ぎのお寺さんで、多くの若者たちに仏法を伝えてこられた方です。

今回は、「本願のいはれ」と題して、お話を伺いました。蓮如上人の『御文章』に「いはれ」という言葉が何度もでてくることから、真宗の信心というのは、阿弥陀如来のはたらきの因縁や背景をきくことをもっとも大切にしていることを紹介されました。そして本願に照らされ明らかになる人間の不確かさ、愚かさをいろいろなお言葉を引用され、この世でのほとんどのことは、朝露のような儚く夢のようなことであることを伝えて下さいました。

インドの詩人、タゴール(1861〜1946)の言葉

君がなにものであるかは君には見えず、君が見ているのは君の影だ。

お釈迦様のことば『真理のことば』より

白髪なるが故に長老なのではない。ただ年のみ老いたものは愚老と呼ばれる。

親鸞聖人を語る夕べ&相馬移民200年記念シンポ

By , 2011年11月26日 10:56 pm

杉岡誠氏

昨夜、放射能汚染によって全村避難を余儀なくされている福島県飯舘村より、善仁寺住職で飯舘村村役場職員の杉岡誠さんを講師にお招きし、西本願寺高岡会館の報恩講のお初夜「親鸞聖人を語る夕べ」が開催されました。750回大遠忌法要の年ということで、宗祖讃仰作法の音楽法要でのお勤めがあり、その後、杉岡住職のお話を聞きました。

まず、先日、高岡教区から支援米を届けてもらったことへの謝辞と、飯舘村のご門徒さんたちが、大変喜ばれたことを寄せ書きからご紹介されました。お米を提供して下さった方々もお参りで、直接お礼のお言葉をいただけたことが有難かったです。そして3月11日に何がおこったのか、その後、原発事故の村への影響などを体験から分かりやすくお話しくださいました。東京工業大学大学院で核物理を専攻されていた科学としての視点から、冷静に事故の被害状況を測定し、村民の不安と向き合われたのでした。県も国も村に情報を伝えなかったことで多くの村民が大量の被爆をしてしまったことへの悔いを吐露されました。全村避難完了までに5ヶ月もかかった対応の遅さから、日本がいかに原子力災害に対して無知で、無防備だったかが明らかになり、これから一人一人が物理を学び、核に対する知識をもってこの問題と向き合っていかなければならないとおっしゃいました。原発の是非については、 Continue reading '親鸞聖人を語る夕べ&相馬移民200年記念シンポ'»