お講のお斎 ご馳走さまでした。
今年のお講はじめ、「親鸞聖人降誕会」がお勤まりになりました。今年は往生されてちょうど750年ですが、お生まれになってから839歳となります。若院が「五濁増のしるし」と題し、お話ししました。正像末和讃に「悲歎述懐和讃」という末法の世に生きる私たちの悲しむべき現実を述べられているものがあります。そのなかの
五濁増のしるしには
この世の道俗ことごとく
外儀は仏教のすがたにて
内心外道を帰敬せり
というご和讃があり、お釈迦様が入滅されてから時代を経ると、 Continue reading '二十八日講・親鸞聖人降誕会'»
ニュース
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来る6月17日(日)午後2時より、善興寺が浄土真宗に改宗した記念の法要「帰真慶讃法要」をお勤めいたします。今回は、善興寺の親戚寺院、東京・芝の光明寺所属の僧侶、松本圭介さん(法名・釋紹圭)をお招きします。仏教をより多くの方に親しみやすく伝えるにはどうしたら良いかという道を模索してさまざまなイベントや催しを拓いてこられた青年僧侶です。詳しくは下記のお知らせをご覧下さい。一昨日のNHKおはよう日本にも登場され記憶に新しい方も多いと思います。お誘い合わせの上、皆様のご参拝をお待ちしております。
☆帰真慶讃法要について
飛鳥山善興寺は、8世紀頃後亟(ごぜ:現小矢部市)に創建され、長らく天台宗の寺院として越中と中央を結ぶ役割を担ってきました。文明5年(1473)第41世俊乗法師は、越前吉崎を拠点に北陸地方を巡教していた本願寺第8世の蓮如上人の教化に遇い、浄土真宗に帰依。大永9年(1529)6月16日、本願寺第9世の実如上人から阿弥陀如来のご絵像を下附され、天台宗から浄土真宗に宗旨を改めました。この法要は、このご絵像をお掛けし、毎年6月に勤められています。
お知らせ
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奥座敷の天井裏 梁の下に糞が見える
昨年、夜中に庫裏の天井裏を走り回るハクビシンの被害に悩まされていたため、大工さんに侵入箇所を塞いでもらっていました。それ以来、庫裏は静かになったのですが、今年春になり、気になるシミが見えたため、法中控え間の天井を見てもらった所、天井裏にハクビシンの糞が大量に見つかりました。つまり、新たな侵入先を見つけ、冬の間出入りしていたのです。
ご存知のように木造建築のお寺は、隙間が至る所にあり、どこからでも侵入可能です。しかもハクビシンはいつもいるわけではなく、何軒もの家を掛け持ちして寝床にしているとのこと。木の実を食べて夜に行動するのです。
ついでに本堂の天井にも入っていないか、見てもらいましたが、本堂はいまのところ大丈夫でした。生まれてはじめて上がった天井裏の写真をどうぞ。
本堂の天井裏 大きな梁材が何本も重なる
みなさんのお宅は大丈夫ですか?
お話をされる土井氏
前住職と富山仏教学会に出席してきました。この仏教学会は、昭和21年(1946)に設立された富山仏教文化会を前身とし、昭和26年(1951)に富山県内の真宗僧侶有志によって発足。仏教・真宗の研究の他、歴史や社会一般に関する研究など自由な発表の機会として続いてきた会で、今回で195回目の例会となりました。総会に引き続き、会長の土井了宗氏による発表「持専寺と富山常楽寺」がありました。
本願寺が石山合戦で和睦した後、秀吉によって門主となった准如上人をさしおいて、門主職を解任された教如上人(大谷派初代)に依頼し、ご本尊等の法物を下付された寺院を取り締まるため、前田利家は黒部の生地の専念寺、正宗と入善町青木村の新蔵を処刑しました。正宗の兄弟であった越中三坊主のひとつ、持専寺の住職は、晒し首となった両氏の首をもって逃亡し、このことが因となって越中における有力寺院だった持専寺は、常楽寺に吸収され、寺号が消えてしまったのでした。その歴史をお聞きすることができました。
東西分派の歴史のなかで大きな影響を受けた富山の有力寺院のお話。持専寺には40ヶ寺以上の末寺があったそうで、その歴史もだんだん分かりにくくなっています。持専寺の山号は梅澤山、現在の富山市梅沢町の由来となったそうです。
住職と訪れた善興寺旧跡(小矢部市下後亟)
ご門徒の法事のご縁で、善興寺の旧跡、小矢部市下後亟へ久しぶりに訪れることができました。今から約500年以上前、この地にあった善興寺は、戦乱のなかに巻き込まれ、現在の中田に移ったのです。そのルーツが小矢部市にあるのです。大きな杉の木もその目印としてそびえ、田植えが終わったばかりのなか、お念仏を称えさせていただきました。
そしてその夜、新年度の門信徒会役員総会が、開催されました。土曜の夜にもかかわらず、 Continue reading '善興寺旧跡参拝と平成24年度門信徒会役員総会'»