新設された手摺
永代経法要を前に、以前から懸案の本堂向拝の階段手すりが新設されました。これで本堂への上り下りが楽になりました。高欄の手すりは見た目は立派ですが、太くていつもお年寄りのみなさんが不安そうに掴まっておられました。今回は中央にループ状の設計を鉄工所さんに依頼し、深緑の混じった黒に塗装していただきました。高欄の柱に装飾してある擬宝珠(ぎぼし)は銅製ですが、その色は真っ黒ではなく、緑青の混じった黒です。それに習って塗装をお願いしました。結果、なんとも言えない渋い色になったと思いますので、お掴まりの際眺めてみて下さい。
ご参拝をお待ちしております。
明日4日(水)〜7日(土)の4日間、永代経法要が下記の通り勤修されます。みなさまのご参拝をお待ちしております。
永代経法名軸をお掛けしてお勤めします。
◎朝 座 午前9時30分〜11時30分
◎昼 座 午後1時30分〜3時30分
※ お斎(昼食)をご用意しています。
記帳場にてお申し出ください。
お斎券をお渡し致します。
講 師 7月4日(水)・5日(木)
奥野寛暢師(富山市秋吉 妙行寺)
7月6日(金)・7日(土)
林 要昭師(高岡市六十歩 明覚寺)
永代経(えいたいきょう)とは…「永代読経」の略で、祠堂経とも呼ばれます。縁のある方々のご命日を機縁に、浄土真宗のよりどころとするお経を拝読し、阿弥陀如来の願いを聞き、その教えを聞く道場(本堂)を永代にわたって存続させたいという願いから勤まる法要です。皆様のご懇志によって成り立つ行事です。
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会場案内
ご案内の三島霜川朗読会が開催されました。お天気にも恵まれ、県内遠近各地から大勢のご参加。「ふみの会」のネットワークの広さを感じました。三島家の菩提寺ということで善興寺を会場に選ばれたのですが、若院も本格的に作品を読んだのはこれがはじめて。『水郷』では、明治の中田の自然が本当に活き活きと描写されていて、蛍の輝きのなかにそのままタイムスリップしたような気になりました。『埋もれ井戸』では、当時の人間関係の雰囲気や、心の描き方が緻密で自然を通して機微を感じる作品でした。三島霜川さんは本当に心の細やかな方だったのでしょうね。
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来る6月30日(土)午後2時より、中田が生んだ作家、三島霜川(みしまそうせん)の朗読会が開催されます。主催は朗読サークルの「ふみの会」で、代表作、『水郷』や『埋もれ井戸』などが読まれます。三島家は善興寺の門徒さんでありました。そのご縁で本堂を会場に開催されます。地元の文豪の世界に出会ってみませんか。ご参加をお待ちしております。
内陣での法要の後、右余間で法名前読経
前坊守・澍法院釋妙雅が往生してちょうど一年がたち、一周忌法要をお勤めいたしました。全国から親類縁者が集い、本堂にて法要、大阪の正福寺住職、林寺脩明師に御法話を賜わり、前坊守のことを偲び、仏縁と仏恩をともに感じさせていただきました。皆さんといっしょに読経すると、大きく不思議な音に包まれます。自分の声とあの人の声の境がなくなり、仏さまの声として聞かせていただける時と空間が広がるのでした。このままずっとこの音に包まれていたい、と思うようになったところで法要は終了。もう二度と戻ってこない尊いご縁が法要なのだと改めて教えていただきました。
法要の後、塗装が施され、美しくなったお墓にお骨が納められました。死の縁は、 Continue reading '前坊守一周忌法要'»