来月の報恩講に向けた打ち合わせのため、門信徒会の中央委員のみなさんにお集まりいただきました。今月30日の日曜には、清掃おみがきの「本堂をまもる会」が開催され、来月11月14日(月)〜16日(水)は、報恩講をお迎えします。中央委員のみなさんは、準備から片付けまでのお手伝いをいただき、厳かな雰囲気の中、参拝のご門徒さんとともに親鸞聖人のみ教えを聞かせていただきます。
これから寺報『可問』121号の編集、発行作業に入りますが、いろいろな記事がすでに集まっております。今年は、棟方志功作の『御二河白道之柵』が描かれてちょうど、60年となりますので、報恩講でその記念のことができればと考えております。ご参拝をお待ちしております。
テキスト表紙
NHKラジオ第2で放送されています、「カルチャーラジオ 」で9月29日〜12月16日の約三ヶ月間、『歎異抄』と現代という講義が始まります。講師は作家の高史明(コ・サミョン)さんで、そのテキスト本の表紙に善興寺蔵の棟方志功作「御二河白道之柵」が掲載されました。NHKの方が、今回の内容に相応しい表紙を探していらっしゃる中でこの絵にたどり着かれたそうです。全国の書店で今日から発売となりました。お買い求めていただき、より多くの方にラジオを通して親鸞聖人のみ教えに触れていただきたいと思います。
「『歎異抄』は、親鸞の言葉を弟子の唯円が書き記したものといわれています。戦乱と飢きんにより荒廃した時代の中で、人間の心の闇を見つめた親鸞の深い洞察力は、今も色あせることなく人々の心を捉えています。『歎異抄』を人間の「心の葛藤」を描いた文学的にも優れた名作として捉え直し、親鸞が煩悩という心の闇とどう向き合ったのかを震災なども含めた現代的状況を踏まえながら読み解いていきます。」(NHKホームページより)
龍谷大学顕真館前のポスター
6月7日(火)午後、龍谷大学の深草学舎至心館2階のパドマ館にて、「生死を超える物語—仏教死生観デジタルアーカイブ研究閲覧システム—展観記念セレモニー」が開催され、来賓として出席してきました。善興寺所蔵の棟方志功作「御二河白道之柵」がこのシステムのデジタル資料として収蔵されたからです。
龍谷大学の人間・科学・宗教オープン・リサーチ・センターが、文部科学省私立大学戦略的研究基礎形成支援事業として行ったこのプロジェクトは、「生死を超える物語」と題して開かれました。今回の目玉は、世界初の「仏教死生観デジタルアーカイブ研究閲覧システム」の開発、発表です。仏教の死生観に関する仏像彫刻・書物・絵巻物等の研究史料をデジタル化して、32インチのマルチタッチモニターを使用し、指先の操作でそれらを閲覧できるシステムで、その一史料として『御二河白道之柵』が収蔵されたのです。
今回の展観記念のために初めて公開された作品もあり、非常にクオリティの高い内容となっていました。妙好人浅原才市さんの肖像画もこのたび収蔵され、安楽寺ご住職の梅田淳敬氏にお会いすることができました。センター長の鍋島直樹教授や副センター長の井上善幸准教授は、 Continue reading '生死を超える物語—仏教死生観デジタルアーカイブ研究閲覧システム—展観記念セレモニーへ'»
ニュース
| オープン・リサーチ・センター, セレモニー, センター長, テープカット, デジタルアーカイブ, ボランティア, 井上善幸, 仏教, 善興寺, 妙好人, 安楽寺, 展観記念, 御二河白道之柵, 文部科学省, 東日本大震災, 棟方志功, 死生観, 浅原才市, 深草学舎, 生死を超える物語, 研究閲覧システム, 至心館, 鍋島直樹, 龍谷大学
雲一つない青空と銀杏の木
抜けるような秋晴れの今日、11月7日、中田小学校のPTAの皆さんと小学生のお子さんたちが善興寺へ参拝されました。「中田ヒストリックウォーク」という行事で中田地区の歴史的な場所を親子で歩いて訪れ、地元の歴史を学ぼうという内容とのこと。住職外出のため、私、若院が簡単な善興寺の歴史と棟方志功作『御二河白道之柵』についてお話しさせていただきました。
『御二河白道之柵』について説明していたところ、 Continue reading '御二河白道之柵の誕生日'»
今日、日本絵手紙協会公認講師の田口孝夫さんが本堂の棟方志功作「御二河白道之柵」を拝観に来られた。田口さんは、先日、南砺市で開催された「南砺で志功にどっぷり」という絵手紙愛好家のみなさんのイベントの講師として来県された絵手紙界の有名人だそうです。南砺市の絵手紙グループ「志福の会」の代表、二永由美子さんが田口さんをご案内してこられた。「御二河白道之柵」のお話をしたところ、 Continue reading '絵手紙のこころ'»