Posts tagged: 龍谷大学

IABC京都会議

By , 2011年9月13日 3:16 pm

スイス・信楽寺のデュコール師の発表

9月8日〜11日、ヨーロッパ各国(ドイツ、フランス、イギリス、スイス、ポーランド、オランダ、ルーマニア、ベルギー)から、36名の念仏者が親鸞聖人750回大遠忌法要への参拝のため来日されました。二年に一度、ヨーロッパ各地を巡回し、ヨーロッパ真宗会議という行事が開催されています。今回は、その会議が大遠忌法要をご縁に特別に京都で行われました。彼らを30年にわたり支援している法人、「国際仏教文化協会」(IABC)がホストになって開催されたのですが、顧問の前住職、そして研究員の若院もスタッフとしてお手伝いしてきました。

会場は、龍谷大学のセミナーハウス「ともいき荘」で、8日、9日の両日にわたってヨーロッパの皆さんからさまざまな発表を聞かせていただきました。宗教的な求めの中からお念仏の教えに出遇われた方々とお話をしていると、本願のはたらきの不思議を感じます。先祖代々、浄土真宗だからこの教えに生きているのではなく、自らのよりどころとして選ばれたよろこびがそこにあるのです。

スイスから来られた門徒さんが仰っていました。「いろいろな教えを聞いて実践してみて、それぞれにすばらしい所があることを知ったけれど、自分がありのまま救われていくお念仏の教えがわたしにとってぴったりだとわかったのです。京都にくることが出来て本当にうれしい。」と。

来年は、ドイツ・デュッセルドルフにて開催予定です。

文化時報の記事から…

By , 2011年6月18日 11:10 am

文化時報の記事

仏教関係の新聞『文化時報』社より、先日の龍谷大学の研究展示「生死を超える物語」のオープニング式典の際に受けた取材の記事が送られてきました。拡大してご覧下さい。その記事の先に掲載されている原発周辺のご門徒さんが大遠忌法要へ参拝された記事に目を奪われました。どんなお気持ちでこの法要をお迎えになったことでしょう。福島原発の周辺には本願寺派のお寺が10ヶ寺あり、相馬組といいます。多くのご門徒さんやお寺は、200年程前の天明の大飢饉の際、富山県の砺波、南砺地方から移民していかれた方々だと聞いております。その子孫のみなさんが今、原発事故の被害者として避難生活を送っておられる…。富山と富山をルーツにもつ皆さんをつなぐ何かができないものかと考えながら、日々の生活に追わて今に至っております。

生死を超える物語—仏教死生観デジタルアーカイブ研究閲覧システム—展観記念セレモニーへ

By , 2011年6月8日 10:35 pm

龍谷大学顕真館前のポスター

6月7日(火)午後、龍谷大学の深草学舎至心館2階のパドマ館にて、「生死を超える物語—仏教死生観デジタルアーカイブ研究閲覧システム—展観記念セレモニー」が開催され、来賓として出席してきました。善興寺所蔵の棟方志功作「御二河白道之柵」がこのシステムのデジタル資料として収蔵されたからです。

龍谷大学の人間・科学・宗教オープン・リサーチ・センターが、文部科学省私立大学戦略的研究基礎形成支援事業として行ったこのプロジェクトは、「生死を超える物語」と題して開かれました。今回の目玉は、世界初の「仏教死生観デジタルアーカイブ研究閲覧システム」の開発、発表です。仏教の死生観に関する仏像彫刻・書物・絵巻物等の研究史料をデジタル化して、32インチのマルチタッチモニターを使用し、指先の操作でそれらを閲覧できるシステムで、その一史料として『御二河白道之柵』が収蔵されたのです。

今回の展観記念のために初めて公開された作品もあり、非常にクオリティの高い内容となっていました。妙好人浅原才市さんの肖像画もこのたび収蔵され、安楽寺ご住職の梅田淳敬氏にお会いすることができました。センター長の鍋島直樹教授や副センター長の井上善幸准教授は、 Continue reading '生死を超える物語—仏教死生観デジタルアーカイブ研究閲覧システム—展観記念セレモニーへ'»

龍谷賞

By , 2010年11月10日 10:33 pm

記念品の裏に刻まれた記念プレート

前住職が、3月に仏教伝道協会より仏教伝道功労賞をいただたのに続き、母校の龍谷大学校友会より「龍谷賞」という賞が送られました。選考理由は、「仏教音楽や童謡の重要性に着目され、仏教音楽に関する多くの著作と後世に残すために仏教音楽から童謡に至までの膨大な資料と楽譜収集に努められ『仏教音楽辞典』の編纂や93歳で発表された『日本仏教洋楽資料年表』に学問的体系化された。著書に『それは仏教唱歌から始まった』『仏教音楽への招待』ほか 仏教音楽の普及と向上に貢献されたことを称え「龍谷賞(本賞)」を Continue reading '龍谷賞'»