
高岡会館礼拝堂にて
6月11日、東日本大震災、福島第一原発事故によって被災、避難を余儀なくされていらっしゃる相馬組(そうまそ)の本願寺派の僧侶、門信徒のみなさんが、はるばる高岡教区にお越しになられました。真宗移民200年記念の団体参拝旅行として初代のご先祖が出られた土地を訪れ、お米等の支援に対するお礼参りがしたい、との趣旨で企画された旅行です。
高岡教区はこのご先祖からのご縁で、支援活動を続けてきていますが、こちらから赴くことと向こうからいらっしゃることで、古くて新しい交流の輪が始まったように思います。みなさん、避難中のなか、さまざまな苦悩を抱えながらの訪問です。富山に来られていろいろな憶いを巡らされたことでしょう。
午前中には、富山別院と西本願寺高岡会館に参拝され、 Continue reading '東北教区相馬組のみなさん来県'»
ニュース
|
勝興寺, 原発事故, 富山, 寺, 支援活動, 東北教区, 東日本大震災, 相馬移民, 相馬組, 真宗, 路念仏, 高岡, 200年
来る6月16日(日)午後1時30分より、善興寺が浄土真宗に改宗した記念の法要「帰真慶讃法要」をお勤めいたします。今回は、記念講演に親鸞聖人の関東時代の研究のご専門の筑波大学名誉教授の今井雅晴先生をお招きいたします。親鸞聖人の妻、恵信尼さまのおじいさまが、高岡地方であり、その方の信仰についてお話しいただくことになりました。これまであまり知られていなかった当地と恵信尼様の関係、そして親鸞聖人についてお聞きいたしましょう。
お誘い合わせの上、皆様のご参拝をお待ちしております。
☆帰真慶讃法要について
飛鳥山善興寺は、8世紀頃後亟(ごぜ:現小矢部市)に創建され、長らく天台宗の寺院として越中と中央を結ぶ役割を担ってきました。文明5年(1473)第41世俊乗法師は、越前吉崎を拠点に北陸地方を巡教していた本願寺第8世の蓮如上人の教化に遇い、浄土真宗に帰依。大永9年(1529)6月16日、本願寺第9世の実如上人から阿弥陀如来のご絵像を下附され、天台宗から浄土真宗に宗旨を改めました。この法要は、このご絵像をお掛けし、毎年6月に勤められています。
お知らせ
|
三善為康, 今井雅晴, 信心, 名誉教授, 射水, 帰真慶讃法要, 念仏, 恵信尼, 筑波大学, 記念講演, 高岡地方

お話をきくみんな
今日は6月の土曜学校でした。
みんなで作法の勉強をしたり、「ガタピシ」のお話を聞きました。「我他彼此」とは物事がスムースにいかないときに形容する「ガタガタ」の語源で、それぞれの主張が強いとものごとがうまく進まないという仏教の縁起観から生まれた言葉といわれています。相手のことを考えず、自分のことばっかりいうとうまく行かないことをあらわしていますね。 Continue reading '6月の土曜学校'»

調和のとれた空間に変身した中庭
去年、とあるご縁でいただいた庭石を見て、リタイヤ後に学んだ園芸高校の仲間のみなさんといっしょに中庭(本堂と庫裏の間)に組もうと考えて下さった総代さんの想いが実現しました。みなさん退職後の新たな学びとして高校生になり、その学びをお寺のために活かして下さったのです。ありがたいことです。 Continue reading '中庭の作庭'»

今月のお斎 ごちそうさまでした。
今年度初の二十八日講が開催されました。明治6年(1973)のご消息をもつこのお講は、尼講として現在まで多くの参拝者に支えられて続いてきました。五月は親鸞聖人の降誕会として勤まります。浄土から末法濁世に衆生救済のために生まれてこられたから「降誕」ということや、わたしたちひとりひとりの誕生はどこから生まれてきたかは分からないが、浄土に生まれて明らかとなり、浄土に生まれていくという目的を聞かせていただいています。浄土は、生まれておしまいという楽園・楽土ではなく、 Continue reading '5月の二十八日講'»