第十八世坊守往生

By , 2011年6月25日 9:45 pm

謹啓

当寺第十八世坊守 澍宝院釋妙雅(俗名 飛鳥雅子)儀病気療養中のところ6月23日午後6時20分往生の素懐を遂げました。生前は公私にわたりみなさまのご厚情を賜りましたことを深謝し、ここに謹んでお知らせ申し上げます。 合掌

通 夜 6月28日(火)午後7時

荼毘式 6月29日(水)午前10時

場 所 善興寺本堂 高岡市中田4500-1

飛鳥山善興寺

喪主/住職 飛鳥寛惠

親戚一同

門信徒会

文化時報の記事から…

By , 2011年6月18日 11:10 am

文化時報の記事

仏教関係の新聞『文化時報』社より、先日の龍谷大学の研究展示「生死を超える物語」のオープニング式典の際に受けた取材の記事が送られてきました。拡大してご覧下さい。その記事の先に掲載されている原発周辺のご門徒さんが大遠忌法要へ参拝された記事に目を奪われました。どんなお気持ちでこの法要をお迎えになったことでしょう。福島原発の周辺には本願寺派のお寺が10ヶ寺あり、相馬組といいます。多くのご門徒さんやお寺は、200年程前の天明の大飢饉の際、富山県の砺波、南砺地方から移民していかれた方々だと聞いております。その子孫のみなさんが今、原発事故の被害者として避難生活を送っておられる…。富山と富山をルーツにもつ皆さんをつなぐ何かができないものかと考えながら、日々の生活に追わて今に至っております。

仏石寺へ

By , 2011年6月16日 7:57 am

仏石寺の庫裏から眺望する美しい富山湾

総代さんのご縁で二上山にある仏舎利塔「仏石寺」へ行ってきました。曹洞宗のお寺で、先々代のご住職が開かれたお寺です。二上山にある「平和の鐘」は有名ですが、あの梵鐘は、仏石寺の鐘ですから、本来は鐘をついた後、仏石寺にお参りするのが本来のお参りの仕方だと初めて知りました。

本堂には、数多くの石仏が納められており、真宗のお寺とはかなり違う形に興味津々。庫裏の二回には、写経や座禅ができるお部屋がありました。今回の目的は、岩手県へボランティアに行ってこられた副住職さんとお話をさせていただくため。なんと私、若院と同い年でした。曹洞宗の多い東北地方では、多くの檀家さんが亡くなられ、お寺も多数被害を受けられたことや、法務の関係でなかなか現地へいけないもどかしさなどをお聞きしました。

先日の東日本大震災支援コンサートでやなせななさんがご紹介してくださった「まけない!タオル」プロジェクトのお話をしたところ、発案者の三部義道さんのことをご存知だそうで、興味深く聞いておられました。

宗派は異なれど、情報を共有していきましょう、と二上山をあとにしました。

若神組団体参拝第2班

By , 2011年6月13日 4:38 pm

本願寺御影堂の内陣 九具足のお荘厳

6月11日(土)〜12日(日)と若神組から本願寺へ親鸞聖人750回大遠忌法要に団体参拝してきました。4月に引き続き、第2班です。235名バス6台で行ってきました。曇り空を見上げながらの旅程でしたが、ほとんど傘の必要もなく、動きやすいお天気でした。4月の時とは異なり、阿弥陀堂、御影堂には幕がはられ、法要前の庭儀では、厳かな雅楽の調べのなか、法中方が入堂されました。今回、若神組は、最前の席をいただき、目の前でご法要に出会われたみなさんは、感動のご様子。私たちの後ろ側には、東北教区宮城組の皆様がお参りでした。その中のご門徒さんとお話しさせていただきましたが、被災された方もご参拝とのこと。北は北海道、南は九州より午前、午後合わせて7千人のお参りだったようです。

初日、比叡山での時間の中で、親鸞聖人がいらっしゃったであろう「常行三昧堂」に時間的な余裕がなく Continue reading '若神組団体参拝第2班'»

生死を超える物語—仏教死生観デジタルアーカイブ研究閲覧システム—展観記念セレモニーへ

By , 2011年6月8日 10:35 pm

龍谷大学顕真館前のポスター

6月7日(火)午後、龍谷大学の深草学舎至心館2階のパドマ館にて、「生死を超える物語—仏教死生観デジタルアーカイブ研究閲覧システム—展観記念セレモニー」が開催され、来賓として出席してきました。善興寺所蔵の棟方志功作「御二河白道之柵」がこのシステムのデジタル資料として収蔵されたからです。

龍谷大学の人間・科学・宗教オープン・リサーチ・センターが、文部科学省私立大学戦略的研究基礎形成支援事業として行ったこのプロジェクトは、「生死を超える物語」と題して開かれました。今回の目玉は、世界初の「仏教死生観デジタルアーカイブ研究閲覧システム」の開発、発表です。仏教の死生観に関する仏像彫刻・書物・絵巻物等の研究史料をデジタル化して、32インチのマルチタッチモニターを使用し、指先の操作でそれらを閲覧できるシステムで、その一史料として『御二河白道之柵』が収蔵されたのです。

今回の展観記念のために初めて公開された作品もあり、非常にクオリティの高い内容となっていました。妙好人浅原才市さんの肖像画もこのたび収蔵され、安楽寺ご住職の梅田淳敬氏にお会いすることができました。センター長の鍋島直樹教授や副センター長の井上善幸准教授は、 Continue reading '生死を超える物語—仏教死生観デジタルアーカイブ研究閲覧システム—展観記念セレモニーへ'»