長い花見
今年の春は陽気な日が続きます。桜は満開を迎えてなかなか散らず、なんだか諸行無常の教えを忘れてしまいそうです。そんな日々ですが、いのちの終わりが必ずあり、お別れをしなければなりません。
今月の正信偈和讃の会では、親鸞聖人が道綽禅師を讃えられた最後のご和讃は、
縦令一生造悪の
衆生引接のためにとて
称我名字と願じつつ
若不生者とちかひたり
を味わいました。 Continue reading '長い花見'»
今年の春は陽気な日が続きます。桜は満開を迎えてなかなか散らず、なんだか諸行無常の教えを忘れてしまいそうです。そんな日々ですが、いのちの終わりが必ずあり、お別れをしなければなりません。
今月の正信偈和讃の会では、親鸞聖人が道綽禅師を讃えられた最後のご和讃は、
縦令一生造悪の
衆生引接のためにとて
称我名字と願じつつ
若不生者とちかひたり
を味わいました。 Continue reading '長い花見'»
新年度最初の土曜学校がありました。残念ながら新一年生の入校がなく、その上、お楽しみの映画『アナと雪の女王』を春休み中にすでに見てしまったのか、出席者の少ない日でした。仏参をしたあと、高岡イオンの東宝シネマズに行き、映画鑑賞したあと、みんなでランチを楽しみました。
少し時間があったので、先日新しくオープンした高岡駅の駅ビル「Curun(クルン)」に行って、見学してきました。瑞龍寺口から古城公園口に抜ける万葉ロードがこれまでの地下道とは違い、 Continue reading '4月の土曜学校'»
3月21日(金)善興寺仏教婦人一日会の報恩講ならびに追悼法要が勤修されました。朝からみぞれまじりの寒い日となり、そんななかみなさま、ようこそお参りくださいました。今回のご講師は、麻生逹乗氏で、「六連島のお軽さん」と題してお話をいただきました。元小学校の先生をされていた麻生さんご自身の幼少期の体験談をいくつか物語調で語られ、それぞれのご縁に支えられて現在の私があることをほのぼのとした口調で語られました。また、大学時代から演奏されているフルートをお話の合間に吹いて下さり、みなさんおなじみの曲や仏教讃歌など、いっしょに歌ったりして心温まるご法話をいただきました。 Continue reading '仏教婦人一日会報恩講・追悼法要'»
3月14日(金)〜15日(土)かもん会の一泊研修旅行へ行ってきました。今回の目的は、親鸞聖人の降誕の地、日野誕生院と、東大寺修二会(お水取り)見学、そして善興寺のルーツである明日香村の飛鳥寺参拝でした。出発早々、雪が降り始め、先日死亡事故の起きた小矢部SAを過ぎた所で三台が絡んだスリップ事故発生現場に遭遇。間一髪でその場を通過しましたが、ヒヤリとしました。その後は順調に進み、最初の目的地、昼食会場の滋賀県大津市の石山寺へ。
石山寺は、良弁という僧侶によって建てられたお寺で、現在は東寺派真言宗のお寺です。この良弁さん、それから向かう東大寺を開いたお方。東大寺の前身の金鐘寺で修行し、聖武天皇の発願で、国分寺、国分尼寺の総国分寺として大仏(毘盧遮那仏)を造立、本尊として東大寺となりました。良弁さんは初代別当に任ぜられました。大仏造立の際、黄金を求めて奈良の金峯山で祈っていたところ、 Continue reading 'かもん会一泊研修旅行'»
朝、起きてビックリ。一面の銀世界に2月に逆戻りかと思いました。そんななか、土曜学校の修了式が行われました。あの小さかったみんなももう少しで中学生。子供たちの成長は感じますが、卒業するって、なんだかまだ実感が沸きません。普段通り、お参りをしてお話を聞きました。小学校では教えてくれない人生の「思い通りにならない」ことを6年間聞いてきたみんなは、阿弥陀さまの願いを胸に、そしていろいろな思い出とともに巣立っていきました。
数ヶ月前から練習してきた二階堂和美さんの「いのちの記憶」をみんなで合唱して録音していましたが、機械の調子が悪く、うまく録音できませんでした。でも、みんなの美しい歌声でこころに残る思い出のひと時になりました。
また、土曜学校で学んだことを大切にしてこれからの人生を歩んでください。いつでも待っています。