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職人は細く長く

By , 2010年5月19日 8:12 pm

住職のお友達、井波で代々彫刻を続けておられる三代目の南部白雲さんが、このたび宮崎県の都城市にある本願寺派の摂護寺さん(ご住職が住職と同級生、副住職夫妻が若院と同級生という関係)に山門の扉を納入されたことを報告しにいらっしゃいました。さる5月1日〜2日に修行された親鸞聖人750回大遠忌法要を記念して行われた事業のようです。のべ、5〜6年の歳月をかけて制作された扉をはじめ、塀の彫刻は目を見張る大作です。富山から10人程の職人さんたちと一緒に現地へ車で行き、納められたということでした。

興味深いお話をされていたのは、彫刻業界も今はとても保守的になっていて、新しいことを発見し、実行するということがなかなかできにくい状態にあるそうです。南部さんは発想が豊かで、新しいことにどんどん挑戦しておられる方なので、「職人は細く長く、きちんとした仕事をしていれば必ず誰かが見てくれているものだ」という先代からのお言葉を信念にこれまで活躍してこられました。南部さん工房のサイトがリンクページに追加されました。ご覧下さい。