龍谷大学顕真館前のポスター
6月7日(火)午後、龍谷大学の深草学舎至心館2階のパドマ館にて、「生死を超える物語—仏教死生観デジタルアーカイブ研究閲覧システム—展観記念セレモニー」が開催され、来賓として出席してきました。善興寺所蔵の棟方志功作「御二河白道之柵」がこのシステムのデジタル資料として収蔵されたからです。
龍谷大学の人間・科学・宗教オープン・リサーチ・センターが、文部科学省私立大学戦略的研究基礎形成支援事業として行ったこのプロジェクトは、「生死を超える物語」と題して開かれました。今回の目玉は、世界初の「仏教死生観デジタルアーカイブ研究閲覧システム」の開発、発表です。仏教の死生観に関する仏像彫刻・書物・絵巻物等の研究史料をデジタル化して、32インチのマルチタッチモニターを使用し、指先の操作でそれらを閲覧できるシステムで、その一史料として『御二河白道之柵』が収蔵されたのです。
今回の展観記念のために初めて公開された作品もあり、非常にクオリティの高い内容となっていました。妙好人浅原才市さんの肖像画もこのたび収蔵され、安楽寺ご住職の梅田淳敬氏にお会いすることができました。センター長の鍋島直樹教授や副センター長の井上善幸准教授は、 Continue reading '生死を超える物語—仏教死生観デジタルアーカイブ研究閲覧システム—展観記念セレモニーへ'»
ニュース
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柳宗悦氏の書「大悲」の前でお話しする太田さん
2年に一度の善興寺「かもん会」一泊研修会が、庄川温泉郷の越中庄川荘で開催されました。昨年、日本民藝協会の祖、柳宗悦氏が往生されてから50年を迎えたことを機縁に、となみ民藝協会の会長で真宗大谷派大福寺のご住職、太田浩史師をお招きして真宗と民藝についてのお話をうかがいました。
南砺市の土徳が育んだもの、真宗の教えから浄土の美が生まれたお話や、善興寺にもご縁の深い棟方志功さんがどのようにして柳宗悦氏の目にとまったかなど、興味深い逸話をたくさん聞かせていただきました。
また、民藝運動を担った Continue reading 'かもん会一泊研修会'»
雲一つない青空と銀杏の木
抜けるような秋晴れの今日、11月7日、中田小学校のPTAの皆さんと小学生のお子さんたちが善興寺へ参拝されました。「中田ヒストリックウォーク」という行事で中田地区の歴史的な場所を親子で歩いて訪れ、地元の歴史を学ぼうという内容とのこと。住職外出のため、私、若院が簡単な善興寺の歴史と棟方志功作『御二河白道之柵』についてお話しさせていただきました。
『御二河白道之柵』について説明していたところ、 Continue reading '御二河白道之柵の誕生日'»
今日、日本絵手紙協会公認講師の田口孝夫さんが本堂の棟方志功作「御二河白道之柵」を拝観に来られた。田口さんは、先日、南砺市で開催された「南砺で志功にどっぷり」という絵手紙愛好家のみなさんのイベントの講師として来県された絵手紙界の有名人だそうです。南砺市の絵手紙グループ「志福の会」の代表、二永由美子さんが田口さんをご案内してこられた。「御二河白道之柵」のお話をしたところ、 Continue reading '絵手紙のこころ'»