毎年この時期に本願寺派高岡教区主催で、「全戦没者を悼み平和を願うつどい」という行事が開催されます。これは敵味方関係なくすべての戦没者を悼み、平和について考える法要で、今回で17回目を迎えました。今年の講師は、信楽峻麿先生(龍谷大学元学長・元仏教伝道協会理事長)でした。
「国家と教団を超えてこそ」と題し、親鸞聖人の立場を明確にお話し下さいました。まず、親鸞思想とは、国家や教団といった体制を超えるものであること。権力を超越するところに聖人の教えの基本があることをおっしゃいました。ところが私たち念仏者の生き様は体制のなかに取り込まれ、信心を世俗的な価値観と分けて受け止める二元論的な理解がほとんどであることを批判。その源流を三代門主の覚如上人やその子息、存覚上人、蓮如上人などの本願寺を形成し発展させてきた歴代の門主の思想にあるとし、世俗の価値観と信心を分けて生きた「真俗二諦」の非真宗な教学理解を紹介されました。 Continue reading '全戦没者を悼み平和を願うつどい2010'»
講師の小川真理子さんのご法話
第55回早起き法話会が始まりました。朝4時に起床し、5時から皆さんとお正信偈をお勤めいたします。
5時半〜6時半ごろまで講師のご法話をお聞きして、それぞれの生活が始まる、一年で日頃の生活を考える良い機会でもあります。改まりませんが…。今日は日曜日ということもあり、午前中にご法事にもお参りしているとき、自分の読経の声におもわず寝そうになりました。
8月2日は富山大空襲のあった日です。毎年1日の夜7時から大空襲の悲惨な記憶を忘れないということで花火大会が開かれています。その爆発音を遠くに聞きながら、仏教婦人一日会主催の夜の法座が開かれます。今年も祖母から聞いた3000人近くの方々が亡くなった空襲のことを思い出しながらご法話を聞いていました。
暑中見舞い申し上げます。梅雨が明けて何日間猛暑が続きましたでしょうか。みなさまいかがお過ごしですか。汗が止まらないなか、夕暮れに久しぶりの雨に恵まれ、少し気分が和らぎました。でもこれも一部の地域だけだったようです。
さて、今日は二十八日講がお勤まりになりました。暑い中ようこそのご聴聞でした。今日は、6月に来ていただいた馬場昭道さんのお話の中に出ました、「一子地は仏性なり」ということについてお話しさせていただきました。阿弥陀さまのお心を平等心といいますが、そのお心をいただく境地を「一子地」といいます。阿弥陀様がこの私のことを大切な一人っ子として無始の過去から永劫の未来にわたり絶対に捨てないと願ってくださっているというお心がわかることを信心というのでしょう。そのことを親鸞聖人は左訓に「三界の衆生をわがひとり子とおもふことを得るを一子地といふなり」と記して下さっています。
「三界の衆生」とは、迷いの宇宙全体に生きるすべての存在を表す言葉ですが、そのすべてを仏にせずにはおられないと願っていらっしゃる。それは私たちの想像を遥かに超えたお心といえるでしょう。親鸞聖人はそのお心の受け止めを「弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずれば、ひとえに親鸞一人がためなりけり。」といわれたと歎異抄に見えます。仏法は他の誰でもなく、この私自身が救われていくという主体性の中にこそ本願を受け止めさせていただける世界があるのです。役員のみなさまのご尽力により、可問117号も発送されました。
いやー、ほんとに暑い日が続きますね。冷たいもののとり過ぎか、風邪気味でおなかの調子もあまり良くありません。それでも冷たいものに手が伸びてしまいます。熱中症でたくさんの方が亡くなられています。また、意識がなくなる方も多いとか。お医者さんによると熱中症で脳梗塞のような状態になるそうなので、ミネラルの含む水分を絶えず補給しましょう。
そんななか、大遠忌法要の稚児係の会議が開かれました。集合場所で着替え会場の「中田コミュニティセンター」の平面図や善興寺までの地図などを参考に具体的な流れが話され、受付場所や役割内容について協議しました。多くのお子さんやご家族のみなさんでにぎわうと思いますので、晴天が望まれます。
庫裏の前にある松の木が選定され、弱っていた枝が取り除かれ、すっきりとしました。
梅雨が開け、カラッとした夏日となった今日、イベント部会が開催され、チラシ・ポスター・チケットなどが完成し、いよいよ宣伝活動開始となりました。部員それぞれのご縁のある方にPRすることから盛り上げていこうと話し合いました。部会後、奥様や子供たちを交えてBBQをして、鮮やかに輝く半月と満天の星空のもと談笑しました。チケットの発売は8月16日(月)からです。
チラシとポスターは以下でごらんください。
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