永代経法要最終日
今日で永代経法要が終わりました。もともとこの法要は、一ヶ月間勤まり、普段は僧侶が命日にご門徒のお宅にお参りに行くのを、永代経の月はご本尊にお参りして本願のいわれを聞く月間だったそうです。それが時代とともに短縮され、10日間となり、7日間になり、善興寺の場合は、5日間から4日間に短縮されていったという経緯があります。
3・4日目の講師、寺西良夫さんは、私たちの惑い、迷いの姿をいろいろな角度からおもしろおかしく説いてくださり、自分で考えているよりも遥かに罪業深き存在である人間のどうしようもない無明の世界を明らかにしてくださいました。特に、死後49日間の中陰の旅路や裁判のお話は、死後の世界の陥りやすい有無の議論から自分の問題として聞いていく大切さを改めて気づかされました。
本願に出遇う環境を整えてくださっている、ご先祖さまからの尊いご縁に参拝のみなさまとお念仏させていただきました。また、役員のみなさま方、暑い中大変お疲れさまでした。