「親鸞聖人の教え—北陸への道」シンポジウム

By , 2011年2月7日 1:40 pm

昨日、東西本願寺と北國新聞社主催「親鸞聖人の教え—北陸への道」というシンポジウムが金沢で開かれ、参加してました。真宗の教えは蓮如上人によって爆発的に北陸地方に広まったという歴史は多くの方の知るところですが、なぜ北陸地方だったのかというその前段階の歴史について調査された内容を報告するものでした。

蓮如上人は第八代の本願寺門主ですが、第五代・綽如上人、六代・巧如上人、七代・存如上人が北陸の地でどのような人生を送られたか、またどのような活動をされたのか、蓮如上人につながる北陸との深い関わりを多方面にわたってお聞きすることができました。調査は新潟、石川、富山、福井の縁のある東西本願寺寺院を回られ、様々な研究者が関わられました。ただ、学術発表のような内容でしたので、一般の方には難しかったのではないかと思います。

印象的だったのが、井波の瑞泉寺を開かれた綽如上人がなぜ越中に来たのかという一つの伝説として、南北朝時代、南朝の天皇が五箇山へ逃れて来てその方との関係で来られたのではないかというものでした。私たちが想像する以上に中央と越中、北陸との関係は豊かであったことを学んできました。今後の新発見に期待したいと思います。

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