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50回忌法要と750回大遠忌法要

By , 2011年5月31日 10:47 pm

お仏壇のお荘厳

先日、あるご門徒さんのお宅で、50回忌の年忌法要と合わせて親鸞聖人の750回大遠忌法要が勤修されました。きっかけは、奥さんのご実家でお父さんの50回忌を営まれたとき、本願寺で仏華をたててこられた方(善興寺の仏華もお願いしている)の立派な華が忘れられず、そして昨年の善興寺で大遠忌法要参拝の折、その美しさに再び心を打たれたことからです。お寺にご相談にいらした時、住職からその気持ちがあるのなら、750回大遠忌法要もお勤めしてはどうかと勧められ、「鏡の御影」の御影像をお迎えし、勤められたのでした。

寺から借りられた仏具一式と、仏壇と床の間にお供えされた仏華に、参拝のご親類は驚いておられました。年忌法要の後、新しく制定された「宗祖讃仰作法」の経本をお配りし、みんなで親鸞聖人750回大遠忌法要をお勤めしました。親鸞聖人の人生や鏡の御影のお話、東日本大震災で見えてきた富山と福島との関係など、知らなかった事実に気づく中からご法事の意義を考えさせて頂きました。お花の美しさの原点は、阿弥陀如来の慈悲にあります。目に見える形を通して、目に見えない仏さまの願いとはたらきを感じる。それがお荘厳の大切さであることを Continue reading '50回忌法要と750回大遠忌法要'»

御正忌報恩講

By , 2011年1月12日 4:51 pm

打敷の裏書

雪の降る中、本堂でお正月のお飾りから16日の御正忌(ごしょうき:親鸞聖人のご命日)のお飾りへと準備をしました。昨年の大遠忌法要には、大法要用の打敷をお掛けしたので、いつも11月の報恩講にお掛けするものを広げました。その裏に写真の文字が記されています。

これは100年前の親鸞聖人650回大遠忌法要を記念して、福岡町地区の門徒さん方が合同で寄付されたものであることが分かります。ご本山の法要が明治44年でしたので、翌年の45年に5日間の法要を勤修したことになります。

毎年、報恩講の期間だけしかお掛けしない打敷も、百年が経とうとしていますが、大切に扱われて来た先人のこころと歴史を手に触れるたびに感じます。

このたびの御正忌報恩講は、15日と16日にお勤めしますが、インターネットでライブ中継される法要の模様を Continue reading '御正忌報恩講'»