2017帰真慶讃法要

By , 2017年9月14日 10:24 pm

6月18日(日)午後1時30分より、善興寺が約五百年前に天台宗から浄土真宗に宗旨を改めた記念法要「帰真慶讃法要」をお勤めした。

今年のご講師は、さる3月4日〜5日と善興寺をメイン会場に開催された本願寺派のプロジェクト、現代版寺子屋「スクール・ナーランダ」をプロデュースされた林口砂里さん。住職とは数年前から交流を続けているご縁でお招きした。「お念仏と私の仕事〜弥陀の呼び声を聞くお手伝いを目指して〜」と題して記念講演をいただいた。

林口さんは様々な宗教・思想を遍歴され、現代アートの世界から民藝の思想、そして浄土真宗のみ教えに出遇われたご自身の人生を時系列にご紹介していただいた。

これまでに従事されたお仕事は幅広く、現代美術、天文学、音楽、仏教など人々にそれぞれの知られざる世界を紹介したいという熱い情熱を持ちつづけ、実現してきた。

高岡の伝統産業を全国、世界に発信する裏方として奔走したり、金沢の「二十一世紀美術館」の企画、「富山県美術館」のプロモーションに携わり、現在、本願寺の「子ども・若者ご縁作り推進室」のアドバイザーとして宗門のリノベーションに挑んでいる。

 

しかし、すべてのお仕事の根底には阿弥陀如来の他力の思想が流れており、阿弥陀様のはたらきを感性で捉えられているさまざまな分野のトップランナーと人々を繋ぎたいというのが彼女の目的だ。

寺院にいると経典のなかにだけの「阿弥陀さま」になりがちだが、宇宙に遍満する本願のはたらきを現代の様々な方法で紹介している稀有な存在だ。今後の活躍に目が離せない。林口さんを紹介している記事

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