講師の小川真理子さんのご法話
第55回早起き法話会が始まりました。朝4時に起床し、5時から皆さんとお正信偈をお勤めいたします。
5時半〜6時半ごろまで講師のご法話をお聞きして、それぞれの生活が始まる、一年で日頃の生活を考える良い機会でもあります。改まりませんが…。今日は日曜日ということもあり、午前中にご法事にもお参りしているとき、自分の読経の声におもわず寝そうになりました。
8月2日は富山大空襲のあった日です。毎年1日の夜7時から大空襲の悲惨な記憶を忘れないということで花火大会が開かれています。その爆発音を遠くに聞きながら、仏教婦人一日会主催の夜の法座が開かれます。今年も祖母から聞いた3000人近くの方々が亡くなった空襲のことを思い出しながらご法話を聞いていました。
明日から早起き法話会がはじまります。お参りをお待ちしております。
暑中見舞い申し上げます。梅雨が明けて何日間猛暑が続きましたでしょうか。みなさまいかがお過ごしですか。汗が止まらないなか、夕暮れに久しぶりの雨に恵まれ、少し気分が和らぎました。でもこれも一部の地域だけだったようです。
さて、今日は二十八日講がお勤まりになりました。暑い中ようこそのご聴聞でした。今日は、6月に来ていただいた馬場昭道さんのお話の中に出ました、「一子地は仏性なり」ということについてお話しさせていただきました。阿弥陀さまのお心を平等心といいますが、そのお心をいただく境地を「一子地」といいます。阿弥陀様がこの私のことを大切な一人っ子として無始の過去から永劫の未来にわたり絶対に捨てないと願ってくださっているというお心がわかることを信心というのでしょう。そのことを親鸞聖人は左訓に「三界の衆生をわがひとり子とおもふことを得るを一子地といふなり」と記して下さっています。
「三界の衆生」とは、迷いの宇宙全体に生きるすべての存在を表す言葉ですが、そのすべてを仏にせずにはおられないと願っていらっしゃる。それは私たちの想像を遥かに超えたお心といえるでしょう。親鸞聖人はそのお心の受け止めを「弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずれば、ひとえに親鸞一人がためなりけり。」といわれたと歎異抄に見えます。仏法は他の誰でもなく、この私自身が救われていくという主体性の中にこそ本願を受け止めさせていただける世界があるのです。役員のみなさまのご尽力により、可問117号も発送されました。
善興寺にはたくさんのヤモリが生息しています。夜、ふと天井を見上げると動くものが目に入ったり、音が聞こえたりします。ヤモリは夜行性で昆虫や小さな生き物や果実を食べて生きています。ヤモリが多いということは、他の生き物もたくさん生きているということです。最近では本堂の掃除をしていると毎日のように虫の死骸やお参りにきて出られない生き物に出遇います。
サンルームの屋根を歩行するヤモリ
いやー、ほんとに暑い日が続きますね。冷たいもののとり過ぎか、風邪気味でおなかの調子もあまり良くありません。それでも冷たいものに手が伸びてしまいます。熱中症でたくさんの方が亡くなられています。また、意識がなくなる方も多いとか。お医者さんによると熱中症で脳梗塞のような状態になるそうなので、ミネラルの含む水分を絶えず補給しましょう。
そんななか、大遠忌法要の稚児係の会議が開かれました。集合場所で着替え会場の「中田コミュニティセンター」の平面図や善興寺までの地図などを参考に具体的な流れが話され、受付場所や役割内容について協議しました。多くのお子さんやご家族のみなさんでにぎわうと思いますので、晴天が望まれます。
庫裏の前にある松の木が選定され、弱っていた枝が取り除かれ、すっきりとしました。