若神組 親鸞聖人750回大遠忌お待ち受け法要

By , 2010年6月21日 7:22 am

昨年より準備を進めていました善興寺が所属するお寺のグループ、若神組(じゃくじんそ)主催のお待ち受け法要が勤修されました。人数や駐車場、立地などの関係で砺波市祖泉の「祖泉会堂」さんを会場に400人以上の参拝のみなさんのおかげで賑やかに勤めることができました。

各寺院からご本尊や仏具などをお迎えしてお荘厳を整え、椅子席での法要でした。お供え物をお運びする伝供衆や雅楽の演奏のなか、来年の大遠忌法要をみんなで迎えようという気持ちが高まりました。

講師に本願寺の勧学で龍谷大学教授、そして比叡山の僧侶養成機関の叡山学院の講師もされている淺田正博先生をお招きし、「親鸞聖人と比叡山の修行」と題してお話をいただきました。天台宗の修行がどのようなものであるかをパワーポイントで解説いただき、親鸞聖人も20年にわたり必ず千日回峰行などの厳しい修行をされていたであろう理由を語られました。理論的には完璧な天台宗の教えと修行で、現在もその行を成就される阿闍梨さんがいらっしゃいますが、だれでもその教えを実践することは難しい。その狭間で親鸞聖人は比叡山を降りられたのではないか、とおっしゃいました。六角堂参籠のときのエピソードなど、来年、組の団体参拝で訪れる比叡山の意味深い予習となりました。

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