永代経法要終了

By , 2012年7月7日 9:56 pm

三日目の午後大雨になった外

4日間にわたる永代経法要が終了いたしました。各地よりようこそのお参りでございました。皆様とともにじっくりと聴聞させていただき、永代経の意義や本願のはたらきを味わいました。前半2日間は奥野寛暢師による善導大師の教え「経教とは鏡の如し」とのお話、自分とは何者か、それを照らし出して下さるのがお念仏であることをお聞きいたしました。落語の松山鏡のお話は以前、FMいみずさんでお話ししたことがあったので、親しく聴かせていただきました。それにしても聞けば聞くほど仏法の奥深さを思い知らされます。

後半は林要昭師の他宗から見える浄土真宗のお話は、仏教学を学ばれた経験から、他宗のほとんどが依用している「般若心経」の内容と現在の私たちとの乖離に焦点を当てられたお話でした。真宗ではあたりまえと思っていることが他宗ではだいぶ異なることを知らなければ、結局のところ浄土真宗を知ることは出来ないのだという視点は非常に大事だと思います。かつて恩師の一人が、「真宗は他の教えを知ってはじめてわかる」とおっしゃった言葉を思い出しました。

年を重ねるごとに味わいが深まり、また伝えることの難しさを感じるようになります。みなさまも是非お寺にお参りいただき、弥陀のはたらきに破られていく自己に出遇いましょう。

 

奥野寛暢師の法話

 

林要昭師の法話

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