
針金製のベッド
昨日からの強風でスギの木から落ちてきたと思われる物体を参道に発見。これ、何だと思いますか?実はカラスの巣なのです。数年前から境内の高木に巣を作って住み着いているカラスの巣でした。よく見ると、たくさんの枝や針金でできていて、驚いたことに、針金ハンガーが使われていました。
ふと空を見上げると、一羽のカラスがハンガーをくわえて飛んでいるではありませんか。スプリングマットのような心地よさが生まれるんでしょうかね。それにしても器用なものだと感心しました。
電力会社によると、電柱のてっぺんにこのような針金入りの巣があると高圧の電気に触れてショートする危険があるそうです。お近くの電柱にカラスの生活感を感じたら、電力会社にご一報を。
とっても暖かなお花見日和だったので、本堂で漆塗りをしていらっしゃる京都の職人さんといっしょに桜の花の下でランチをしました。

はなよりごはん?
外で食事っていいもんですね。
漆の奥深い話や膠、砥の粉などについてお聞きしました。膠は牛の骨や内蔵でできていることを知って驚きました。
夕方からは、毎年恒例の善興寺青壮年会「かもん会」の花見が開催され、会員の石崎さん宅で育った樹齢百年のしだれ桜(砺波市保存樹)の下で楽しいひと時がもたれました。有名な桜なので宴の間、いろんな方が見に来られ、写真におさめていらっしゃいました。

桜の手のひらに包まれて

お話の後の談笑
ハンセン病問題に取り組む市民団体「ハンセン病問題ふるさとネットワーク富山」の総会に遅れ、公開講演を聞きにいってきました。講師は、堀江節子さん。ハンセン病回復者の玉城シゲさんとの交流から生まれた著書『人間であって人間でなかった-ハンセン病と玉城しげ』(桂書房)が評価され、2009年度の山川菊栄賞を受賞。差別の問題を見つめ続けてこられた堀江さん視座を講演という形で聞かせていただき、親しい方の新たな一面を知ったひとときでした。
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日本では今日、4月8日がお釈迦様の誕生日「はなまつり」です。
一年にこの時期だけ本堂の天井下に隠れている白象さんが降りてきてくださいます。
保育園児にひかれて肌寒い晴天のもとたたずんでいるお姿をしだれ桜のつぼみとともに。
今年はゆっくりと花見が楽しめそうです。

本堂前の白象さん
4月に入り、いよいよ新年度ですね。
土曜学校の入校式があり、多くの新1年生が入校しました。
入校式の後は、春休み映画の鑑賞会。「プリンセスと魔法のキス」をみてきました。
来月は5月1日(日)にお釈迦様の誕生をお祝いする花まつりが中田仏教会で開催されます。

入校式での一コマ