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「—こころの軌跡— 歓喜の人 棟方志功展」
昨年から準備が進められておりました南砺市立福光美術館主催の特別展覧会「歓喜の人 棟方志功展—こころの軌跡—」が開催されます。期間は平成27年3月7日(土)〜5月10日(日)で、北陸新幹線開業の記念事業として企画されました。善興寺からは、当寺所蔵の『御二河白道之柵』が出展されます。
棟方さんが富山県に疎開されていた昭和20年〜26年の最後の作品として描かれた『御二河白道之柵』が、仏教、浄土真宗のこころに出遇われた軌跡をたずねる内容になっております。阿弥陀如来の願いとの邂逅や棟方志功がどう変わり、表現されていったのか、これまで重要でありながら、取り上げられてこなかった視点からの世界がご覧になれると思います。みなさまお誘い合わせのうえ、ご来場いただきますようご案内申し上げます。
御正忌報恩講
親鸞聖人のご命日、1月16日を明日に控え、御正忌報恩講がお勤まりになりました。午前9時30分から正信偈をお勤めし、10時からは、本願寺の御正忌報恩講の日中法要にインターネットを通じて参拝しました。本願寺にお参りになったことのないみなさんも映像と音声を通して本願寺でお参りしたような気分になりました。
新年のご挨拶
新年のご挨拶 本年もどうぞよろしくお願い致します。はや本願寺で御正忌報恩講がはじまる9日になってしまいました。雪が断続的に降る正月を迎えておりますが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
年末に風邪をひいたり、インフルエンザにかかった方が正月は体を休め、元気になった、というお声をあちらこちらで聞くことがありました。善興寺では、それなりに元気にしております。
さて、親鸞聖人の御正忌報恩講が今日から本願寺で勤修されています。インターネットでも法要の中継されていますので、ご覧下さい。
二十八日講報恩講
今年最後の二十八日講が勤まりました。ご講師は、高岡市内島の教願寺若院の岡西好持師。「仏教の現世利益」と題してご法話をいただきました。現世利益と聞くと私たちはすぐに無病息災、家内安全、立身出世などを思い浮かべますが、お釈迦様の人生にはそれらが成就しなかった例をお話しになって、仏法を聞くということが、この世の幸せと言われることが思い通りになっていくことなのではなく、どのようなことが起きても、耐え忍び、励まされていくはたらきをいただくことなのだ、ということを熱く教えてくださいました。阿弥陀如来は、四十八願の最初に、浄土には地獄、餓鬼、畜生などの世界を無くしたいと誓われました。これらは、戦争や搾取、差別などの苦しみを生む種を無くしたいと誓われたものであり、現実社会の問題を見つめる大切な視点を与えてくださっているのです。