二十八日講親鸞聖人降誕会
今年度最初のお講「二十八日講」の降誕会が勤修されました。
住職が「出世の大事」と題して法話をしました。
お釈迦さまがこの世にお生まれになった本当の意味は、『仏説無量寿経』を説くためだったと親鸞聖人が『教行信証』の教文類で示されています。そのお心を味わいました。
「その真実の教を顕せば、『仏説無量寿経』です。この経典の大意は、阿弥陀仏はすぐれた誓いをおこされて、広くすべての人々のために法門の蔵を開き、愚かな凡夫を哀れんで功徳の宝を選び施され、お釈迦さまはこの世にお出ましになり、仏の教えを説いて、人々を救い、まことの利益を恵みたいとお思いになったというものである。そこで、阿弥陀仏の本願を説くことをこの経典のかなめとし、南無阿弥陀仏の名号をこの経典の本質とするのです。」『顕浄土真実教行証文類』(現代語版より)