本堂前合掌の作り方
報恩講が終わると、本堂前に合掌が組み立てられますが、その様子をご紹介します。まず、本堂の床下に収納されている材木を取り出し、二分五厘の太さのわら縄で締めて三角の柱を四本立てます。
次に横木を渡して柱と結び合わせます。
結び合わせた横木に登りながら上の横木を等間隔で平行に渡していきます。
次に幅20cmくらいの板を両側に並べていき、下の横木と竹でサンドイッチし、藁縄で結んでいきます。
毎年形は違いますが、どんな豪雪の年でも壊れることはありません。釘を使わずに組み立てるため、春になると解体し、また床下に収納できるという道理にかなったものです。
今年はいつもより多くの門徒さんがお手伝いして下さり、午前中ですべての作業が終わりました。ありがとうございました。