本願寺 親鸞聖人750回大遠忌法要へ
4月9日(土)〜10日(日)高岡教区若神組の団体参拝で本山本願寺での親鸞聖人750回大遠忌法要に参拝してきました。東日本大震災の発生により法要の延期などが議論された中で、被災者のみなさんの苦しみや痛みを宗門あげて共にしていこうという内容の法要として勤められました。参拝の皆さんも9日は、比叡山延暦寺に参拝し、千日回峰行を満行された阿闍梨さんのお話を伺い、天台宗と浄土真宗との違いを味わさせていただきました。次に大谷本廟へ参拝。ご門徒の納骨にお参りし、宿泊先へ。満開の桜が私たちを迎えてくれました。
10日午前10時からの大遠忌法要に参拝。御影堂は3500人が椅子席で一度にお参りできるよう、
張り出した形になっておりその広さに驚きました。全国各地から大勢の参拝の方がおいでになっており、この教団の規模を改めて感じたことでした。法要には、ご門主さまと新門さまがご出座になり、新門さまが導師をお勤めになりました。親鸞聖人があらわされたご和讃を中心に新たに制定された宗祖讃仰作法のお勤めは、音楽法要形式のものと違い、淡々とそのお心を味わうことのできるものですが、大震災によってこころに悲しみを抱える私たちに寄り添うようなお勤めだと感じました。
法要後は、自由行動となり、5日にオープンしたばかりの龍谷ミュージアムへ。「釈尊と親鸞」という展示がされており、インドのガンダーラ美術の展示に圧倒されました。これまで多くの人の目に触れることのなかった仏教の美術作品などがこれからいろいろなテーマにもとづき展示されるということは、仏教の豊富な世界を知ることになるでしょう。ベゼクリク石窟寺院の復元された壁画が印象的でした。
その他にも門前町のみなさんがいろんな催し物をしておられたり、特別拝観の箇所もあったり、参拝のみなさんがいろいろな形で大遠忌法要に関わっておられることを感じてきました。
次回は、6月11日(土)〜12日(日)に第2班としてお参りに行きます。是非、多くの方々にこのご縁にあっていただきたいと思います。