スクールナーランダ開催決定!

By , 2017年1月6日 10:01 pm

このたび、浄土真宗本願寺派のプロジェクトで開講される現代版寺子屋「スクールナーランダ」が本山本願寺と善興寺を会場に開催されることになりました。15歳から29歳の若者を対象に、仏教をはじめ各分野の講師をお招きして、学びと対話を通して難しく不安定な現実を生きる智慧を発見する学校です。みなさまのご参加をこころよりお待ち申し上げます。

開催概要

≪スクール・ナーランダ 2017 Vol.2 富山≫
日時 :2017年3月4日(土)・5日(日) 10:00~17:30
会場 :飛鳥山善興寺、他
(富山県高岡市中田4500-1)
定員 :50名/日
対象 :15歳~29歳
参加費:1日2,000円、2日間(両日)3,000円(両日昼食付き)
お申し込み締め切り:2017年2月20日(月)

<講師>
3月4日(土)…太田浩史(真宗大谷派僧侶)
観山正見(天文学者)
内藤礼(美術家)

3月5日(日)…飛鳥寛静(浄土真宗本願寺派僧侶)
能作克治(金属鋳物メーカー)
島谷好徳(鍛金職人)

<テーマ:「土徳 – 土地からのいただきもの」が育むものづくり>
富山県高岡市は、400年以上続く鋳物技術で日本の仏具の95%を製造する「仏具の里」。実直で勤勉な職人たちの気質は、豊かな自然と「真宗王国」と呼ばれるこの地の精神風土(土徳)から生まれるものです。

戦中戦後、富山に疎開していた板画家・棟方志功は、「富山では、大きないただきものをしました。それは、『南無阿弥陀仏』でありました」と語っています。この精神風土は、棟方の師であり宗教学者の柳宗悦にも大きな影響を与え、「民藝思想」の誕生につながりました。土徳の風土の中で伝統の技を受け継ぐ富山の職人たちの魅力と課題や他力=人智を超えた「はたらき」と芸術表現との関係について学びます。
会場の善興寺では、富山時代の棟方が遺した最後の大作など、他では見られない作品に出会えます。さらに、富山の民藝ゆかりの場所や伝統産業に従事する職人たちの工房も訪問します。

詳細は、こちらを参照ください。

 

 

お寺で学ぶ、今と未来を生きる智慧

「スクール・ナーランダ」は、浄土真宗本願寺派が取り組む、これから社会に出ようとする10~20代の方たちのための新しい学びの場です。

世界の未来を予測することがとても難しい時代をわたしたちは生きています。そんな時代の中、生きていく上での指標やよりどころも大きく揺らいでいます。社会や価値観の変化の中で、選択肢は多様になりましたが、ゆるがない軸を作ることは簡単ではありません。

科学や芸術、哲学、2,500年続く仏教 – 人類が積み重ねてきたさまざまな叡智を集め、それらを横断的に学び、双方向に対話をし、実際に体験できる場を目指す「スクール・ナーランダ」。みなさん一人一人の軸を作るための要素を、どうぞ探しに来てください。

 

 

 

 

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