Posts tagged: 降誕会

二十八日講降誕会

By , 2017年6月5日 2:15 pm

みなさんの手作りのお斎

今年最初のお講が勤まりました。親鸞聖人の降誕をお祝いする「降誕会」です。正信念仏偈和讃のお勤めの後、ご消息を拝読し、法話。「人身受け難し、今すでに受く」というテーマでお話しさせていただきました。

このお言葉は、「礼讃文(三帰依文)」というご文の冒頭に出てくるもので、仏教徒としての表白といえます。

人身受け難し、今すでに受く。仏法聞きがたし、今すでに聞く。この身今生にむかって度せずんば、さらにいずれの生にむかってかこの身を度せん。大衆もろともに至心に三宝に帰依したてまつるべし。

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5月の二十八日講

By , 2013年5月28日 3:35 pm
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今月のお斎 ごちそうさまでした。

今年度初の二十八日講が開催されました。明治6年(1973)のご消息をもつこのお講は、尼講として現在まで多くの参拝者に支えられて続いてきました。五月は親鸞聖人の降誕会として勤まります。浄土から末法濁世に衆生救済のために生まれてこられたから「降誕」ということや、わたしたちひとりひとりの誕生はどこから生まれてきたかは分からないが、浄土に生まれて明らかとなり、浄土に生まれていくという目的を聞かせていただいています。浄土は、生まれておしまいという楽園・楽土ではなく、 Continue reading '5月の二十八日講'»

二十八日講・親鸞聖人降誕会

By , 2012年6月1日 3:10 pm

お講のお斎 ご馳走さまでした。

今年のお講はじめ、「親鸞聖人降誕会」がお勤まりになりました。今年は往生されてちょうど750年ですが、お生まれになってから839歳となります。若院が「五濁増のしるし」と題し、お話ししました。正像末和讃に「悲歎述懐和讃」という末法の世に生きる私たちの悲しむべき現実を述べられているものがあります。そのなかの

五濁増のしるしには
この世の道俗ことごとく
外儀は仏教のすがたにて
内心外道を帰敬せり

というご和讃があり、お釈迦様が入滅されてから時代を経ると、 Continue reading '二十八日講・親鸞聖人降誕会'»

二十八日講 親鸞聖人降誕会

By , 2011年5月28日 1:23 pm

お斎の準備のようす

今年最初の二十八日講が開かれました。東町と滝新のみなさんのお斎担当で、親鸞聖人のお誕生をお祝いするとともに、社会的動乱や戦乱、飢饉、地震などの天災といった厳しい環境の中で育たれたことを味わいました。

また、天明年間の大飢饉により、多くの人々が南砺や砺波地方から原発問題の相馬藩へ移民していかれた事実と通して、避難されている方々とのつながりを考えました。

後半は、パワーポイントによる被災地での災害ボランティア活動報告を通して、関心を失わずにいることの大切さを学びました。

お斎の味を噛み締めながらいただきました。

 

28日講はじまる

By , 2010年5月28日 2:22 pm

今日のお斎です。

5月から11月の間の5回、毎月28日に勤まります、善興寺28日講が今年もはじまりました。親鸞聖人のお誕生日が、5月21日ということで、毎年5月28日は「親鸞聖人降誕会(ごうたんえ)」をお勤めしています。今日のお話のテーマは「四十八願のおもい」。前住職の「第44回仏教伝道功労賞受賞」にちなんで、仏教伝道協会の創立者・沼田惠範さんのことやミツトヨのことをお話しました。四十八願の内容すべてを理解するのは難しいけれど、阿弥陀仏の本当に願っていらっしゃることは、「みんなを浄土に生まれさせ、仏にしたい」という第18願の内容をお話ししました。正午から当番のおばさんたちがお斎(精進料理)を作られ、おいしくいただきました。正信偈をお勤めして、お話を聞いて、お斎をいただく。なんとすばらしい行事だと思います。みなさんも28日講へお参りしませんか。来月は、6月28日(月)午前10時30分からです。