Posts tagged: 親鸞聖人

50回忌法要と750回大遠忌法要

By , 2011年5月31日 10:47 pm

お仏壇のお荘厳

先日、あるご門徒さんのお宅で、50回忌の年忌法要と合わせて親鸞聖人の750回大遠忌法要が勤修されました。きっかけは、奥さんのご実家でお父さんの50回忌を営まれたとき、本願寺で仏華をたててこられた方(善興寺の仏華もお願いしている)の立派な華が忘れられず、そして昨年の善興寺で大遠忌法要参拝の折、その美しさに再び心を打たれたことからです。お寺にご相談にいらした時、住職からその気持ちがあるのなら、750回大遠忌法要もお勤めしてはどうかと勧められ、「鏡の御影」の御影像をお迎えし、勤められたのでした。

寺から借りられた仏具一式と、仏壇と床の間にお供えされた仏華に、参拝のご親類は驚いておられました。年忌法要の後、新しく制定された「宗祖讃仰作法」の経本をお配りし、みんなで親鸞聖人750回大遠忌法要をお勤めしました。親鸞聖人の人生や鏡の御影のお話、東日本大震災で見えてきた富山と福島との関係など、知らなかった事実に気づく中からご法事の意義を考えさせて頂きました。お花の美しさの原点は、阿弥陀如来の慈悲にあります。目に見える形を通して、目に見えない仏さまの願いとはたらきを感じる。それがお荘厳の大切さであることを Continue reading '50回忌法要と750回大遠忌法要'»

ハワイへ参拝(1)

By , 2011年3月4日 10:13 pm

ヒロ別院に立つ親鸞聖人

高岡教区寺族青年会の35周年記念事業として、米国ハワイ州のお寺を参拝しにいこうというツアーが計画され、11名のメンバーで2月19日〜24日の間行ってきました。まずは、ハワイ諸島で一番大きなハワイ島東部に位置する、本願寺「ヒロ別院」へ。そこには当青年会の会員が開教使(海外赴任の僧侶)として勤務していることもあり、久しぶりの再会も目的のひとつでした。海外開教区は、毎週日曜日にサンデーサービスという家族礼拝を行っていて、門徒さんたちがお寺にお参りに来られます。そのお参りに混ぜていただきました。小学生が司会をしていたり、オルガンを弾く方がおられたり、聞いたことのない仏教讃歌を歌ったり、日本の法要の形式とはまるで違います。百人ほどの参拝者の中には僕たちを含め、初めて本土からお参りに来られた方や門徒さんの親戚の方など、さまざまな方がいらっしゃいました。

本堂は1925年に建立されていますが、とてもきれいに整えられていました。こちらの庫裏にあたる部屋では、 Continue reading 'ハワイへ参拝(1)'»

若神組 連続研修会 交流会

By , 2010年8月22日 11:04 pm

蓮如上人作 身代わりのご真影

善興寺が所属する高岡教区若神組主催の「第11期連研」の7回目にあたる今日、交流会と題して日帰りバスツアーに行ってきました。これは、第10期から試みられている受講者と門徒推進員のみなさんとの交流を真宗に縁のある地を訪れて深めようというもの。31名の参加者があり、五箇山の各地と井波別院参拝ならびに第18回ダーナバザーへ参加してきました。

五箇山では、親鸞聖人のご真影(蓮如上人作「身代わりの尊像」)が安置されている大谷派の称名寺さんへ参拝、なぜこの地にこのご木像がやってこられたか縁起話をご住職よりお聞きしました。このご本堂は、 Continue reading '若神組 連続研修会 交流会'»

若神組 親鸞聖人750回大遠忌お待ち受け法要

By , 2010年6月21日 7:22 am

昨年より準備を進めていました善興寺が所属するお寺のグループ、若神組(じゃくじんそ)主催のお待ち受け法要が勤修されました。人数や駐車場、立地などの関係で砺波市祖泉の「祖泉会堂」さんを会場に400人以上の参拝のみなさんのおかげで賑やかに勤めることができました。

各寺院からご本尊や仏具などをお迎えしてお荘厳を整え、椅子席での法要でした。お供え物をお運びする伝供衆や雅楽の演奏のなか、来年の大遠忌法要をみんなで迎えようという気持ちが高まりました。

講師に本願寺の勧学で龍谷大学教授、そして比叡山の僧侶養成機関の叡山学院の講師もされている淺田正博先生をお招きし、「親鸞聖人と比叡山の修行」と題してお話をいただきました。天台宗の修行がどのようなものであるかをパワーポイントで解説いただき、親鸞聖人も20年にわたり必ず千日回峰行などの厳しい修行をされていたであろう理由を語られました。理論的には完璧な天台宗の教えと修行で、現在もその行を成就される阿闍梨さんがいらっしゃいますが、だれでもその教えを実践することは難しい。その狭間で親鸞聖人は比叡山を降りられたのではないか、とおっしゃいました。六角堂参籠のときのエピソードなど、来年、組の団体参拝で訪れる比叡山の意味深い予習となりました。

五木寛之さん講演会

By , 2010年6月12日 11:27 pm

このたび新たに常用漢字に登録された漢字(五木寛之さん直筆)

氷見の市民会館で今晩、作家の五木寛之さんの講演会が開かれました。主催は親せき寺院の光照寺さんで、お便りをいただいた時は本当に驚きました。演題は、「親鸞聖人の情(こころ)」。約800人の方が聴講に集まられたとのこと。最初に最近、金融証券関係、社会福祉関係、医療関係のこれまでご縁のなかった分野の方から講演依頼が多いというお話をきっかけに、今の日本社会の異常な状態をお話しになられました。社会全体が、見えない戦争を行っている戦時下であるという表現がこころに響きました。また、自殺者の問題にも触れられる中、12年続いたベトナム戦争でのアメリカ兵死者が6万5千人という数を引き合いに出され、2年でその数を上回る自殺者がいるということは、生きるよろこびを見いだしにくい社会に私たちは今生きているという認識をしっかり持つことの大切さを語られました。

今、なぜ私にとって親鸞聖人なのか。その問いに、自らの戦争体験をもって語られ、他の命を蹴落としても自分が生き残ってきたという罪悪感が五木さんの親鸞聖人との出会いの原点であり、その罪業の意識をそのまま引き受けながら生きていいのだという道を教えてくださったのが親鸞聖人なのだとお話しされました。今の時代は、親鸞聖人が生きられた時代と似ているところがあるので、蓮如上人の御文章とか、親鸞聖人の和讃を机の上で読んで批評するのではなく、声を出して読みそれを耳で聞くことの情(こころ)の世界を大事にしたいとしめされました。

まだまだ鋭い視点ではっとさせられたことが多くありましたが、今夜、五木さんのお話をお聞きできたことが大きな慶びでした。

明日は午後から帰真慶讃法要です。