Posts tagged: 親鸞

長い花見

By , 2014年4月17日 5:20 pm

今年の春は陽気な日が続きます。桜は満開を迎えてなかなか散らず、なんだか諸行無常の教えを忘れてしまいそうです。そんな日々ですが、いのちの終わりが必ずあり、お別れをしなければなりません。

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満開の本堂前のしだれ桜

今月の正信偈和讃の会では、親鸞聖人が道綽禅師を讃えられた最後のご和讃は、

縦令一生造悪の

衆生引接のためにとて

称我名字と願じつつ

若不生者とちかひたり

を味わいました。 Continue reading '長い花見'»

恵信尼さまの祖父は高岡地方出身

By , 2013年6月17日 10:55 pm
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帰真慶讃法要

三善為康(みよしためやす)という方をご存知ですか。算博士、三善為長の後継者としてだけでなく、『朝野群載』『拾遺往生伝』や『叡山根本大師伝』の著者として活躍した多方面にわたる優れた学者でした。彼の出身地は、越中国射水郡、現在の高岡、射水地方でした。元は射水郡を治めていた郡司クラスの豪族、射水氏の出で、18歳で上京し、その類い稀な才能をみこんだ三善為長は、実子、雅仲がいたが、彼を養子にむかえ、姓を「射水」から「三善」に変えさせた。三善家は美濃、越前、越後、備前、播磨の国を治める介(中央から派遣される官吏)であった。

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二十八日講 親鸞聖人降誕会

By , 2011年5月28日 1:23 pm

お斎の準備のようす

今年最初の二十八日講が開かれました。東町と滝新のみなさんのお斎担当で、親鸞聖人のお誕生をお祝いするとともに、社会的動乱や戦乱、飢饉、地震などの天災といった厳しい環境の中で育たれたことを味わいました。

また、天明年間の大飢饉により、多くの人々が南砺や砺波地方から原発問題の相馬藩へ移民していかれた事実と通して、避難されている方々とのつながりを考えました。

後半は、パワーポイントによる被災地での災害ボランティア活動報告を通して、関心を失わずにいることの大切さを学びました。

お斎の味を噛み締めながらいただきました。

 

A Promotion Video of Shinran Shonin’s 750th Memorial

By , 2011年2月16日 9:36 pm

昨年の当寺の大遠忌法要のとき、記念イベントのために制作したビデオを動画共有サイトのYouTubeに投稿しました。さっそくシンガポールの方からメールがきてびっくり。ナレーションを英語にしたことで海外のみなさんに親鸞聖人のことを少しでも知っていただくご縁になれば、と願っています。